建物に通気構造を設けるのに加え、湿気の多い場所に使われる部材も湿気に強いものを適切に選ぶなど、クレバリーホームでは住みはじめたときの高い性能が損なわれることのないように十分な湿気対策を施しています。

永く住み続けるための2つの対策

建物全体の湿気対策

クレバリーホームでは、建物全体で均一に換気を行う全周換気技術により建物内の湿気を排除します。

これにより、壁体内結露による断熱材の性能低下や内部のカビやダニの発生、腐れを防ぎます。

全周換気技術

内部結露を防ぐ外壁通気工法

外壁は通気層を設けた二重構造とし、暖まると上昇する空気の性質を利用し換気を行う「外壁通気工法」を採用。壁と壁の間を通る空気が上昇する際に、壁体内にこもる湿気を外へ排出する仕組みです。さらに、軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内から上がった湿気をスムーズに排出し、建物の内部結露を防ぎます。

軒天からの通気と小屋裏に棟換気を設けることで、壁体内に侵入した湿気を排出するとともに、小屋裏にこもりがちな熱気を合わせて逃がします。

基礎全周で床下の通気性を確保

基礎高を住宅金融支援機構の【フラット35】適合基準400mmを上回る430mmを確保することにより、地中からの湿気を防ぎます。さらに、全周でムラなく換気ができるキソパッキング工法を採用。従来の換気口方式に比べ約1.35倍の換気能力を達成しています。

■ 換気方法の違いによる床下換気イメージ

一般的な床下換気イメージ
空気の流れにムラがあり、湿気がこもりやすい。

キソパッキング工法による換気イメージ
全周でムラなく換気できるため、床下全体の湿度が安定。

万全の湿気対策をとった床下構造

クレバリーホームの採用する鋼製束は、湿気の影響を受けることなく腐朽菌や白蟻にも侵されない優れた耐久性を誇ります。また、床下には湿気に強く耐久性の高い部材を採用することで、いつまでも強度と断熱性の高い床下構造を実現しています。

湿気対策で住まいの寿命を延ばす

木造建築物の寿命を縮める原因となる腐朽菌の活性化条件は、水分・温度・酸素・養分の4つの要素が揃うこと。そこで注目したのが、適切な湿気対策を行うことで水分(湿気)を管理することでした。適正な湿度(含水率20%以下)に維持管理することで、長期にわたって木材の腐れや劣化を防ぎ、住まいを建てたときの性能をずっと永く維持することができます。

住まいを永く守る防腐・防蟻処理

クレバリーホームでは、乾式加圧注入による防腐・防蟻処理を施すことで

特殊な薬剤を木材内部にまでしっかりと浸透させ、住まいの耐久性を高めます。

土台や通し柱に品質を保証するAQ認証材を使用

クレバリーホームでは、特に耐久性が問われる構造材に最新の防腐・防蟻処理を施した『優良木質建材認定のAQ認証2種』取得製品を使用しています。これにより、腐朽菌やシロアリの繁殖を防ぎ、長い間安心して暮らしていただけます。

AQ 認証とは

(公財)日本住宅・木材技術センターが、木質建材の品質性能などを客観的に評価し、優良な製品を認証するものです。構造材のAQ認証2種は、防腐・防蟻処理の性能と品質の安定性が認められたもので、JASの保存処理性能区分K3に相当。住宅性能表示「劣化の軽減」の最高等級3(大規模補修を必要とする期間が3世代にわたる耐久性)に対応できます。

乾式加圧注入方式で、防腐・防蟻性能を長期間維持

従来の防腐・防蟻処理は低コストで大量に処理できる反面、薬剤の効果が低下しやすく、処理後の再乾燥による寸法変化などの問題がありました。そこでクレバリーホームでは、最新の乾式加圧注入方式を採用。優れた薬剤、優れた処理方法で長期間にわたり安定した防腐・防蟻効果と高い施工精度を実現しています。

従来の防腐・防蟻処理
湿式加圧注入のため表層から10mm程度しか薬剤が浸透していないベイツガ注入土台。

クレバリーホーム
乾式加圧注入により防腐・防蟻剤が内部まで浸透した構造用集成材。
※実験のため薬剤を赤く着色しています。

高い耐久性を誇る構造体

腐りにくさという点では、ベイツガやヒノキが代表的な木材として挙げられます。しかし油溶性薬剤を加圧して木材内部まで浸透させる最新の乾式加圧注入方式を採用しているクレバリーホームの構造材は、それらの木材と比べても高い防腐効果を実現し、住まいの強度をいつまでも維持することができます。

木材の耐久試験 ※各試験体を5年屋外に設置した際の耐久性を比較

ベイツガ無処理

クレバリーホーム

乾式加圧注入処理を行ったクレバリーホームの構造材は腐れの症状は見受けられませんでした。

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