じぶんばじぶんばサウナに行ったらどこに座りますか?
いつも場所が決まっている人もいれば、まだベストポジションを見つけられていない人もいるかもしれません。
実は場所によって感じ方が全然違うんです。
これを見れば、あなたもサウナに行って、マイベストポジションを見つけたくなりますよ!
サウナは座る場所で温度が違う?
サウナに行った時に、何となくサウナベンチに座っていませんか?
まだサウナに慣れていない人は、適当に真ん中の方に座っている人もいると思います。
サウナは座る場所によって温度が異なっているため、座る場所によって汗のかき方も違います。
そのため、その日の体調や気分によって変えてみるのも良いでしょう。
今回は、ドライサウナとフィンランド式サウナの温度の感じの違いをそれぞれ紹介していきます。
ちなみに、フィンランド式サウナはロウリュがあるサウナを指します。
≪ドライサウナの場合≫
ドライサウナは施設によってはサウナベンチが2-3段、もしくはそれ以上のところもあります。
ドライサウナは電気やガスを使ってサウナストーブを温めています。前方にあるヒーターによって温められた蒸気は上に行くため、上段の方が温度が高くなります。さらに、ヒーターの目の前はよりダイレクトに暑さを感じるため、初心者の方は避けた方が良いでしょう。
ちなみに上段のヒーターの正面が一番暑い場所になります。サウナ好きの人は、このポジションが好きな方も多いです。ただ、ヒーターの正面は目が乾燥するとともに、体の1部しか集中して温まらないこともあるので注意が必要です。
そのため、初心者の方は入口の近くでヒーターを避けた場所がかなり温度が低めになるので適しているといえます。慣れてきたら少しずつ上段に上がっていき、自分が無理なく耐えられる温度はどの段なのか見つけられると、サウナをより楽しめます。
施設によっては、下段と上段に温度計を設置しているところもあるため、その温度を参考にするのも良いでしょう。ちなみに、1段上がるだけで体感温度が+10℃とも言われます。個人差はあるので、無理のない範囲で自分のベストポジションを探してみてください!
≪フィンランド式サウナの場合≫
フィンランド式サウナの特徴として、サウナストーンを温めて、その石に水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」を行います。ドライサウナと比較しても湿度が高いため、息苦しさを感じにくいと言われています。
そのため、ロウリュの近くはとても暑くなります。また、蒸気が大量に発生するため、熱い蒸気で少し息苦しさを感じてしまうかもしれないので、初心者の方はロウリュのすぐ近くは避けましょう。
フィンランド式サウナの場合は、サウナベンチは2-3段程度のところが多いです。暑さの感じ方としては、ドライサウナと同じで、上段にいくにつれて暑く感じやすいです。ちなみに、1番暑さを感じるのは、ロウリュ近くの上段です。フィンランド式サウナもドライサウナと同様に、1段上がるだけで+10℃になると言われています。
サウナ初心者の方でもフィンランド式サウナなら、ドライサウナのような息苦しさや体のヒリヒリとした痛みを感じにくいです。最初は慣れることから始めて、少しずつ上段に上がってみましょう。
サウナでの体勢はどうしてる?
サウナのベストポジションが決まったら、次に気になるのは、どういう体勢が良いのかですよね。初心者の方は、なんとなく周りの人に合わせているという人も多いでしょう。
ただサウナベンチに腰かけるのか、体育座りをするのが良いのか、不思議な人もいると思います。そんなあなたに、最適な座り方をご紹介します。
最適な座り方はコレ!
ズバリ、「体育座り」か「あぐら」の姿勢です。
普通にサウナベンチに腰かけていると、足と頭の位置の高低差ができてしまいます。そのため、同じ温度で頭から足まで温めることができません。先ほど説明した通り、1段上がるにつれて10℃上がるため、サウナベンチに腰かけた状態だと理論上は頭と足が10℃違うということになります。これだと、完全に体が温まった状態だとは言えません。
そのため、足だけ十分に温まらないまま水風呂へ入ることになり、より冷たさを感じてしまう可能性があります。「体育座り」や「あぐら」の姿勢だと頭と足の高低差が小さくなるので、より体全体をまんべんなく温めることができます。
さらにワンポイント!
「体育座り」や「あぐら」の時は、背中が丸まらないようにしましょう。背中を丸めてしまうと呼吸が浅くなってしまったり、頭を支えようと筋肉が働くことで肩こりなどを悪化させてしまったりする可能性があります。
また、後ろの壁にもたれかかるのも要注意です。壁にもたれ掛かると、どうしても猫背の姿勢になりやすくなります。猫背には、前傾タイプ・後傾タイプがあり、骨盤のゆがみに繋がってしまうため、意識して伸ばすようにしましょう。
そのため、サウナで座る時は背筋を伸ばして、リラックスした状態で「無」を意識して座るとより気持ちよく汗をかくことができます。
最高の体勢は「寝る」こと?
先ほど述べたように、頭と足の高低差があることが体の温まり方に違いがでる要因です。
そのため、「寝る(横になる)」体勢が最も効率よく、体を温める方法だと言えます。
しかし、施設によっては横になることを禁止しているところもあります。理由としては、サウナ室内が狭く、横になってしまうと他の人がサウナを利用しづらくなるから、などです。実際に狭いサウナのなかで、みんな座っているのに横になっている人がいると不快に感じるという声も聞いた事があります。
サウナは、利用する人全員が気持ち良く利用できなければ意味がありません。そのため、横になるのがOKな施設を探すか、施設のルールを守った上で、他に人がいないタイミングに行うことが、サウナを利用する際に守るべきマナーです。
「寝る」ことがOKなサウナはここ!
では、どんな施設では横になることが許されているのでしょうか。
1つ目は、愛知県名古屋市にある「ウェルビー栄店」です。
こちらの高温サウナであるフィンランドサウナでは、横になることがOKになっています。テレビ前の場所は少し傾斜のあるサウナベンチになっているため、気持ちよく寝転がることができます。じんわりと汗をかいていく感覚を楽しめると思います。
また、この施設の更にすごいところがもう1つあります。それは、高温サウナでは、場所によってテレビの音が聞こえなくなるんです。一般的なサウナだと、端の方に座っても多少テレビの音は聞こえてきます。しかし、こちらのサウナは指向性スピーカーを導入しており、音をある一方向のみに届けることが可能なのです。
そのため、テレビの音があると集中できないという人は、テレビ側と反対側に移動してもらうとテレビの音が消え、鳥のさえずりなどの心地よい音が聞こえてきます。その時の気分にあわせて、場所を選んでサウナを楽しめるという魅力があります。
2つ目は、東京都北区にある「駒込カプセル&サウナ ROSCO(ロスコ)」です。
こちらのサウナでも、横になることが許されています。こちらの施設では寝転がれる場所が5席ほどあります。しかもこのサウナ、めちゃくちゃ熱いんです。なんとその温度は110℃!100℃を超えるサウナも数はあまり多くないですが、110℃は珍しいぐらい高い温度です。サウナのプロでも長時間は入っていられないという方も多いでしょう。
ただ、高温のドライサウナで寝転がりながらサウナができるという体験ができるのは、ここぐらいだと思います。
サウナ好きなら、1度は体験しておきたいサウナですね。
サウナ中の過ごし方は?
自分なりのサウナでのベストポジション・体勢が決まれば、最後はどのように過ごすかが問題ですよね。
これは人それぞれなので、正解はありません。
ただ、サウナの時に手持ち無沙汰で、どうすれば良いか分からないという人もいると思うので、
今回はオススメの方法を紹介します!
①テレビを見る
サウナ室にテレビがある施設では、テレビを見ながら過ごすのも良いでしょう。チャンネルは選べないので、お気に入りの番組が見れないこともあると思いますが、テレビを見ていれば比較的時間が過ぎるのは早いと思います。
ただ、注意しなければいけないのは、テレビに夢中になりすぎてサウナに長く居すぎることです。これは私も経験があるのですが、番組の続きが気になってあと1分、あと1分を繰り返してのぼせてしまうことです。なので、テレビをなんとなく見ている程度がオススメです。
②ストレッチ・マッサージをする
サウナに入ることで血行が良くなり、軽いマッサージをすることで老廃物が流れやすくなります。しかし、激しくグリグリ押すなどのマッサージは逆効果になることもあるので注意しましょう。また、軽いストレッチは緊張をほぐす効果や、肩こりなどの不調を改善する効果もあります。どちらも、自分の体調を相談しながら無理のない範囲で行うことが重要であり、周りの人の迷惑にならないように行うことを意識しましょう。
③瞑想する
テレビがないサウナ室などでは無駄な音がありません。そのため、「無」を体感できます。そんな時こそ、何も考えずただその時を感じる「瞑想」が最適です。他の場所で瞑想をしようと思うと、どうしても他のことに気が散ってしまい、集中できないこともあります。その点、サウナは暑いということで頭が一杯になるため、それ以外のことを考えにくくなります。
「無」の中で瞑想をすることで、精神統一ができることや集中力が上がるといった効果を得ることができます。瞑想することで、サウナ後には頭がスッキリして、それまでの不安やモヤモヤが晴れるかもしれませんね。
①~③以外にも、考え事をする人や新たなアイデアを想像する人など、それぞれその時に合わせてサウナの中で自分との向き合い方があると思います。
唯一注意してほしいのはおしゃべりです。コロナ禍を経て、黙浴を徹底している施設もあります。友達などとサウナに来た際に、お話をしたい気持ちはもちろん分かりますが、他の人もいる場合はその会話が不快に感じることもあるということを理解しておく必要があります。
また、瞑想している人にとっては「無」を邪魔されることになるため、サウナの中では基本的には黙浴を行うのが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。サウナのベストポジションから、サウナ中の過ごし方について説明してきました。
個人的に、サウナは自分との向き合いの場だと思うので、その時の体調や気分によってサウナの楽しみ方を変えることが重要です。サウナの場所による熱さの感じ方を知っていれば、今日はこの辺にしておこうかなとその日の自分に丁度良い温度でサウナを楽しめます。
固定の場所を決めるのではなく、色々な場所を試して新しい「ととのい」を探すのもサウナの醍醐味ではないでしょうか。
是非、実際にサウナに行って実践してみてください!
サウナが今日もあなたにとって「しあわせ」の一部になりますように!