【サウナの基本】『ととのう』ってどういうこと?正しい方法もご紹介!

現在、サウナブームが到来しており、様々な種類のサウナがでてきています。
サウナを若い人も利用するようになり、サウナを愛する「サウナー」も増えてきています。

では、そんなサウナー達を魅了する『ととのう』とは一体どういうことなのでしょうか。

サウナを語る前に1度読んで欲しい

 『ととのう』について説明する前に、ある1冊の本をご紹介したいと思います。

それは、サウナ好きなら知らない人はいない、こちらの本です!

https://www.diamond.co.jp/book/9784478110317.html

医者が教えるサウナの教科書―ビジネスエリートはなぜ脳と体をサウナでととのえるのか?」
(出版社 ダイヤモンド社) 
です。

内容としては、サウナの基本から医学的なサウナの効果まで、
サウナを利用するにあたって全ての人に読んでもらいたい「サウナの必読書」といえます。

 こちらの本の著者である、加藤容崇先生日本サウナ学会の代表理事を務めていらっしゃいます。
サウナ好きなら一度は見たことがあるほど、サウナ界では有名な先生です。
先生は癌を専門としており、医師としてサウナを脳科学的に解明されています。また、予防医療の観点においてもサウナは有効であり、健康に大きな利益をもたらすと語っています

今回は、こちらの著書を参考に『ととのう』について説明していきます。

『ととのう』とはどんな感覚?

まずは、『ととのった』と感じるのはどのような感覚なのでしょうか?
サウナをよく利用する人なら、何度も『ととのい』を感じたことがあると思います。
加藤先生は著書の中で、

ととのいイス(外気浴をする時に座るイス)に座って目を瞑り、頭がスッキリしたと感じた時に、「ととのった」と感じます。独特の浮遊感と、体の輪郭があいまいになるような感覚もあります(p22)

 と語っています。

正直、『ととのう』感覚は人それぞれであるため、正解はないと思っています。

実際に私の感じる『ととのい』は、ととのいイスで寝転んで目を瞑っていると、ゆっくり地面に沈み込んでいくような感覚です。
何かに包まれているような没入感を感じたり、ふっと風が吹いた時の風を気持ちよく感じたりした時、『ととのった』と感じます。

 『ととのい』と『めまい』に注意

 しかし、ここで気を付けないといけないのは、『ととのう』『めまい』を間違えてしまうことです。

外気浴をしている時に、目の前がぐるぐると回っているような感覚がある場合は『めまい』の可能性が高いです。

この『めまい』の感覚を『ととのい』と勘違いしてしまうのは、とても危険なことなので、正しく見分けるポイントを2つご紹介します!

1.気持ちよいと感じているか

これが凄く重要なポイントです。

サウナ初心者の方の中には、「ちょっと気分が悪いけど、これが『ととのい』なのかな?」と勘違いしている人もいるかもれません。

『ととのい』は気持ちよさを感じることなので、気分が悪いと感じる時は違うかも?何か変だな?と思うようにしましょう。

 2.視界・意識ははっきりしているか

『めまい』の特徴として視界がぐるぐる回転して見えるというものがあります。また、視界が一瞬真っ白になる、傾いて見えるといった症状が現れることもあります。

しかし、『ととのった』状態では、視界は良好なので同様の症状は見られません。

同じく本当に『ととのった』状態の時は、頭はスッキリしているため、意識ははっきりしています。
一方、『めまい』の場合は、頭がぼんやりとして何も考えられない状態であることが多いです。

そのため、視界や意識がいつもと変わりがないかと判断材料にすると良いと思います。

『ととのう』ときに体の中はどんな反応をしている?

 

著書の中では『ととのう』について医学的に説明されています。

 「ととのい」とは、血中には、興奮状態の時に出るアドレナリンが残っているのに、自律神経はリラックス状態の副交感神経優位になっている稀有な状態。(p98)

副交感神経が優位になることでリラックスした状態ではあるが、アドレナリンがまだ残っているため、頭はスッキリして冴えているが体はリラックスしている不思議な感覚になるのです。
これが『ととのい』の正体です。

著書の中ではより詳しく専門用語を用いて解説してくださっているので、メカニズムを知りたい方は是非、チェックしてみてください!

『ととのう』ためには?

『ととのう』ためには、正しいサウナの入り方を必ず守る必要があります。
正しいサウナの入り方は「サウナ→水風呂→外気浴」の順番です。

この流れを3-4セット行うことが理想的であると言われています。

しかし、サウナで最も重要なことは、自分の体と正直に向き合うことです。
自分が気持ち良いと感じることが一番なので、自分の体のサインをしっかり感じて、絶対に無理をしないということを心がけましょう。

また、水分補給は必ずこまめに行うことが重要です。格闘家などのアスリートでサウナに何度も入って水抜きをする人もいますが、本来はとても危険な方法です。サウナでは約1L程の水分が失われると言われているため、こまめに水分補給をしないと脱水症状を起こすリスクがあります。

他にも『ととのい』でかかせないのは「水風呂」です。

水風呂は寒くて苦手だという人も多いでしょう。しかし、サウナの熱さと水風呂の冷たさの温度差『ととのい』を叶える必須条件です。

 

「水風呂」に入るときのポイント

著書の中では、水風呂に入るコツとして「息を吐きながら水風呂に入る」ことや、「気持ちいい〜と言いながら入る」ことが紹介されています。どちらも医学的根拠を用いて解説されており、実際にすぐに実践しやすいポイントだと思います。

実際に「気持ちいい~」と言ってる人がいたらとなんだか笑顔になりますよね。そこから、同じように実践してくれる人が増えれば、とても良い影響だといえます。

また、水風呂に入る前は必ず汗を流しましょう。サウナ施設では、必ずこのような注意書きがしてあると思います。これは、利用する人全員が快適に使うためのマナーです。

シャワーを利用するか、施設によってはかけ湯・かけ水があるのでそちらを利用すると良いでしょう。

 最後に重要なのは、外気浴です。

実際、『ととのい』の最高に気持ち良い状態は2分程しか続きません。そのため、一番大切なのは水風呂の後すぐに外気浴へ移動をすることです。移動している間にも時間がたってしまい、せっかくの『ととのい』を楽しめないなんてことがあると、もったいないです。

だからこそ、走らずに素早く外気浴スペースに移動して、可能であれば寝転べると最高です。

是非、一度この正しいサウナの入り方を実践してみてほしいなと思います。

 

サウナ好きも一度は経験する『ととのう』ができない!?

 

サウナ好きな人でも一度は経験すると噂の『ととのう』ことができなくなる現象を知っていますか?

著書ではこれを「ととのイップス」と呼んでいました。

原因としては、サウナの熱さに体が慣れてしまったことにより、交感神経が活性化しにくくなることが考えられます。

サウナ好きにとっては凄く悲しいことであるとは思いますが、だからといって無理をしてはいけません。悪い例として、いつもより少し無理をしてサウナに入ってみる、水風呂を長時間我慢するなどが挙げられます。

これらはむしろ逆効果で、無理をしたことで体調にも悪影響を及ぼす可能性もあります。

そのため、著書の中では「熱波をタイムを利用する」方法が改善策として効果的と紹介されていました。その他にも、サウナ室内で軽いマッサージをすることも挙げられています。

何かに集中することで、交感神経を活性化することが『ととのい』を復活させるポイントです。

私自身も『ととのう』ことができない時期がありました。その時は、『ととのう』を意識しすぎて逆にリラックスができていませんでした。しかし、「無」を意識することでいつもとは違う『ととのう』を感じることができました。

私と同じようにいつもの『ととのい』ができないから、ととのっていないのだと勘違いしている人も中にはいるかもしれません。そんな人は、一度「無」を意識してみてください。

新たな『ととのい』を見つけられるかもしれません。

 

『ととのう』ことのメリットは?

では、『ととのう』ことにどんなメリットがあるのでしょうか?

著書の中から一部抜粋してご紹介します!

1.脳疲労が取れて頭がスッキリする

2.アイデアやひらめきが舞い降りる

3.睡眠をコントロールできる

4.感覚が敏感になる

5.肩凝り・腰痛・眼精疲労がやわらぐ

6.肌がきれいになる

 上記以外にも沢山のメリットがあります。
詳しくは実際に本を読んで確認してみてください。

サウナが最近より愛されるようになった理由として、1.脳疲労が取れて頭がスッキリするが大きく関与していると思います。

情報社会を生き抜くために、人々は沢山の情報を取捨選択しながら生活しており、常に何かを考えながら行動しています。そのため、脳を完全に休ませる時間が無いと考えられています。

しかし、サウナに入ることで、強制的に思考を停止させることができるため、脳疲労が取れます。頭がスッキリすることで、新たなアイデアを思いつくキッカケにもなります。

また、私自身も凄く実感しているのは、睡眠の質が向上することです。サウナに入った日は、スッと熟睡モードに入ることができ、質の高い睡眠を取ることができます。そのため、眠りたい時間から逆算してサウナを利用することが有効であるといえます。

 

「サウナと健康」をお家で叶える?

著書の中で、加藤先生も毎日サウナに入っているとおっしゃっています。

また、「ホームサウナ」(著書の中では行きつけのサウナのこと)を見つけることが良いと述べていました。

これを叶えられるのは、自宅で楽しめる「ホームサウナ」であると思います。

「ホームサウナ」について気になる方は是非こちらもチェックしてみてください!

 日本中央住販は、家づくりを通じて「体」「心」「地域(地球)」3つの健康を目指す「健康家族宣言」を掲げております。

また、住むだけでしあわせになる家をご提案しています。

家にサウナがあれば、銭湯のように周りを気にすることなく、「無」を楽しむことができます。ホームサウナはサウナ好きにはたまらない、毎日を最高の暮らしに変える設備であるといえます。

ホームサウナは正にこの3つの健康に不可欠な要素であると考えます。

日本中央住販の「ホームサウナ」は、『ととのい』の動線を意識しているため、サウナを愛する人たちに是非知って頂きたいです。

「ホームサウナ」を検討されている方は、日本中央住販に一度ご連絡ください。

 まとめ

 いかがだったでしょうか。
ここまで『ととのう』について紹介してきました。

『ととのう』についてよく分かっていなかった人も、
サウナに入ってみたいなと思ってもらえたら、嬉しいです。

『ととのう』は一見、難しそうに思えるかもしれませんが、正しい方法を実践すれば誰でも『ととのう』ことができます
一度あの快感を味わえば、きっとあなたもサウナの虜になりますよ!

サウナは健康にとっても、精神的にも良い効果が沢山あるため、もっと多くの人に利用してもらえるようになればいいなと思います。

みなさんのサウナ人生が少しでも「しあわせ」になりますように!

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