【サウナ旅】世界のサウナ文化を探る!おすすめ4ヶ国の特色をご紹介!

日本のサウナも最高だけど、世界のサウナはどんな感じなのか、気になったことはありませんか?
サウナは世界各地で異なる文化と歴史を持っています。
そのため、その地域ごとに特徴が異なったり、サウナに対する考え方が異なります。

それはサウナ好きにとって、とても興味深く、多様性を理解する上で非常に重要なことであると思います。

そこで今回は、フィンランド、ロシア、トルコ、韓国の4ヶ国などのサウナ文化の違いをご紹介します。

 

フィンランドのサウナ

フィンランドの景色

世界のサウナを紹介する上で、絶対に外せないのは「フィンランド」ですよね。
サウナ好きの人にとっては常識だと思いますが、フィンランドはサウナの本場です。
諸説ありますが、フィンランドはサウナの発祥の地といわれています。

フィンランドのサウナといえば、サウナ好きが愛してやまない「ロウリュ」ですよね!
最近では、日本でもロウリュができるサウナ施設はとても増えてきています。
普通のサウナと、ロウリュができるサウナでは何が違うの?と思っている方に、簡単にロウリュについてご説明します!

「ロウリュ」とは?

世界のサウナ(ロウリュ)

「ロウリュ」とは、熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることです。
逆にロウリュがないサウナ室は「ドライサウナ」といわれ、乾燥したサウナ室でサウナを楽しめます。ドライサウナだと湿度が低いため、人によって体感は異なりますが、サウナ室の暑さで体が痛くなったり、息苦しさを感じるという人もいます。
フィンランドでは、基本的にほとんどのサウナでセルフロウリュができます。

 

フィンランドのサウナの特徴

日本のサウナとの違いを挙げるなら、
サウナ室内が暗め
おしゃべりOK
の2つが特徴的です。

イメージしてもらうと分かるように、日本のサウナ室は暖色で明るい色であることが多いです。
また、サウナ室内ではお喋りは禁止であることが暗黙のルールとなっている施設も多いです。

一方で、フィンランドのサウナにはテレビなどはなく、間接照明がある程度の明るさのため、日本に比べるとサウナ室内は暗めに感じると思います。

また、フィンランドの人にとって、サウナは人々の交流の場であるため、仲の良い友人や家族と楽しくお喋りをしながら楽しんでいる人が多いです。

フィンランドのサウナの文化についてもっと詳しく知りたい方はこちらをチェック!
【究極】サウナの本場フィンランドから学ぶサウナ

 

現地で購入!サウナハットをご紹介!

フィンランド現地のサウナ

こちらの写真は、実際のフィンランドのサウナの写真です。気持ちよさそうに外気浴をしているのが分かりますね。

今回、知人がフィンランドに行ったお土産でサウナハットを買ってきてくれました!

それがこちらです!

フィンランドのサウナハット

「4living」は、主に北欧デザインの家具やインテリア雑貨を扱っているブランドです。

日本でよく見かけるタオル生地のサウナハットとは違い、100%フェルトでできています。

形もユニークでとても可愛くて、面白いですよね!

サウナを愛するフィンランドの遊び心を感じられるサウナハットです。

サウナハットに関してもっと知りたい方はこちらをチェック!
サウナハットの効果とは?正しいつけ方から新商品までご紹介!

 

ロシアのサウナ

ロシアの景色

ロシア式のサウナである「バーニャ」って知っていますか?

「バーニャ(баня、Banya)」はロシア語で「サウナ」や「蒸し風呂」を意味します。
「バーニャ」は「水に浸かる場所」というラテン語からきていると言われています。

日本のサウナに似ていますが、独自の習慣や文化があります。
バーニャは長い歴史を持ち、ロシア人の生活や文化に深く根付いています。

では、バーニャにはどんな特徴があるのか見ていきましょう。

バーニャの特徴

https://www.russia-ex.com/blog/item/12189.html

バーニャは、80℃前後の比較的低温であるが、湿度が高くなっています。
低温高湿度のサウナは日本では少し珍しいかもしれません。感覚でいうと、フィンランド式サウナとミストサウナの間のようなイメージです。
バーニャは、この温度と湿度を正しく守ることがとても大事とされています。

 

バーニャで重要な「ウィスキング」とは?

そして、バーニャでは「ヴィーニク」と呼ばれる白樺やオークの枝葉の束を使い、体を軽く叩く習慣があります。これを「ウィスキング」と言います。
「ウィスキング」により血行が促進され、リラクゼーション効果が高まります。

サウナ好きの方ならここで、あ!アレと同じか!と思いつく人もいるでしょう。
そうです!フィンランドサウナで使われる「ヴィヒタ」と同じです。

「ヴィーニク」も、ヴィヒタと同じように数時間水に浸して柔らかくした後、バーニャの温度を同じぐらいに温めてから、ウィスキングを行います。

 

バーニャと日本のサウナの違い

日本人にとってサウナは、自分と向き合う時間であり、「ととのう」ための場所と思っている人が多いでしょう。
一方で、バーニャは家族や友人と過ごす場所であり、色々な人と交流する社交場と考えられているため、1人で利用することは少ないそうです。

多くのロシア人にとって、バーニャはリラックスし、健康を維持するための大切な場所です。
バーニャはロシアの地方都市や田舎に行くと特に普及しており、都市部でも専用施設や個人の家庭に設置されたものが多く見られます。
バーニャに行くことは、体のリフレッシュだけでなく、心身のバランスを整えるための大切な伝統となっています。

ちなみに…
「ウィスキング」を学ぶための学校があるのを知っていますか?
日本で初めて、NB TREAT株式会社によってウィスキング学べるスクールが開校されました。
コースは初心者コースをはじめとして4種類あります。
オンライン講座では、バーニャについてや、ウィスキングに関する基礎知識を教えてくれます。
そして、オフライン講習では実際にウィスキングを実践形式で学ぶことができます。日本でロシアの文化である「バーニャ」「ウィスキング」を体験できる機会はまだまだ限られているので、気になった方は是非チェックしてみてください!公式HP:https://whisking.jp/

トルコのサウナ

トルコの景色

トルコの「ハマム」について聞いたことがある人はいるでしょうか?

トルコのハマム(Hamam)は、トルコやモロッコなど中東の地域で広く行われている伝統的な蒸し風呂です。
「ハマム」はアラビア語で「温める」を意味する言葉から派生しています。

ハマムの歴史

ハマムはオスマン帝国時代に特に発展し、その文化は現代でも続いています。
さらに歴史を遡ると、ハマムはローマ帝国時代のテルマエと呼ばれる大衆浴場から派生したものです。
イスラム教の人々は、テルマエのような大衆浴場に体をつけることに抵抗があったことから、入浴ではなくサウナのような「ハマム」の形へ変化していったとされています。

このように、ハマムには長い歴史があり、多くの人々を大昔から癒してきたことがわかります。

 

ハマムの特徴

ハマム

https://www.tabikobo.com/tabi-pocket/nme/turkey/article377.html

トルコのハマムは通常、美しいドーム型の建物で、中には大理石の床とベンチが設置されています。
そして、内部は基本的に4つの部屋に分かれています。
脱衣所(ジャーメキャーン)、冷たい部屋(ソウクルック)、温かい部屋(ウルクルック)、熱い部屋(スジャックルック)の順に配置されています。

ハマムの中心には「ゴベクタシ(Göbektaşı)」と呼ばれる大理石の台があります。
このゴベクタシの上で横たわり、体を温めて蒸気浴を楽しむことができます。

また、ハマムでは洗浄を行うために「ケセ(kese)」と呼ばれる粗い手袋を使って全身を擦り、古い角質を取り除きます。
このハマム式の垢すりをすることで、肌が滑らかになり、清潔さを保つことができます。

 

ハマムと人々のつながり

イスラム教の教えでは、体を清潔に保つことがとても大事とされています。
そのため、ハマムが多くの人に愛されて利用されてきました。
しかし、ハマムは単なる清潔を保つための場所ではなく、友人や家族と一緒に過ごす社交の場としての役割もあります。

また、ハマムの温かい環境は、サウナと同じように筋肉の緊張をほぐし、ストレスを軽減する効果があります。
温度がフィンランドなどのサウナよりも低音になるため、サウナの熱さが少し苦手という人にはピッタリかもしれません。

 

ハマムの入り方

ハマムの入り方も、大衆的な場所かホテルなどの高級店かによって異なる部分はありますが、今回は一般的なハマムの入り方をご紹介します!

日本では、男女一緒に利用できる施設を除けば、ほとんどの施設は裸でサウナを利用することが多いと思います。

しかし、ハマムを裸で利用することはあまり多くありません。


多くの場合、服を脱いだ後で「ペシュテマル」と呼ばれるボディタオルを体に巻き付けます。

そして、まず浴室で体を温めます。
汗が出てくるまで数分待った後、ゴベクタシと呼ばれる大理石の上で横になり、垢すりや泡マッサージをしてもらいます。

垢すりと聞くと韓国のイメージがあると思いますが、ハマムで行ってもらえる垢すりは韓国よりも少し優しめになっています。

泡マッサージは、顔から体まで全身泡で洗ってくれます。なかなか日本では体験できないので、ハマムに行ったら是非体験してみてほしいです!

垢すりやマッサージなどが全て終わった後は、頭にタオルをまいてもらいます。
その後、着替えを済ませて、飲み物を飲みながらゆっくりくつろぐ時間を過ごすことが多いです。

垢すりや泡マッサージなどは、サービスを追加する必要がある場合もあるため、行く施設の情報を必ずチェックするようにしましょう!

 

ハマムの現状

現代でも、トルコの多くの都市には伝統的なハマムがあり、観光客や地元の人々に人気です。

特にイスタンブールやアンカラなどの都市では、歴史的なハマムが観光名所としても知られています。

ただ、時代の変化によって、自宅にお風呂が設置されている家庭も多く、ハマムを利用するという現地の人は少なくなってきています。

それでも、地元の人に愛されるハマムはまだまだ残っているので、観光の際は是非訪れてみてください!

 

韓国のサウナ

韓国のサウナといえば「찜질방(チムジルバン)」ですよね。

「チムジルバン」は、サウナの要素に加え、多様な娯楽やリラクゼーションの要素を取り入れた施設です。

チムジルバンの特徴

https://www.konest.com/m/todays_korean.html?id=13976

男女別の入浴エリアがあり、温かいお風呂、冷たいお風呂、そしてサウナが設けられています。

そして、入浴エリアを出ると男女共用のエリアがあり、このエリアに様々な温度や効能を持つ複数のサウナ部屋(炭サウナ、塩サウナ、黄土サウナなど)があります。

また、多くのチムジルバンのお店は24時間営業であることが多いです。

韓国ドラマなどで、夜遅くにチムジルバンに行くシーンなどを見たことがある人もいると思います。

このように、夜遅くまで楽しんだり、宿泊施設として利用したりすることが可能です。

チムジルバンは、日本でよく見かける岩盤浴に近い存在であると言えます。

韓国のチムジルバンは、単なるサウナ施設を超えて、総合的なリラクゼーションと娯楽を楽しむ場所となっています。

最近では、日本でもチムジルバンを体験できる施設ができているので、韓国に中々行けないという人は日本で体験してみるのも良いと思います!

 

まとめ

いかがだったでしょうか?

世界のサウナについてご紹介してきました。

サウナとひとくちに言っても、各地域で特徴や文化が異なることを知っていただけたと思います。

海外旅行にも少しづつ行きやすくなってきたので、世界のサウナを巡る旅に出かけるのも素敵ですよね。

是非、今回ご紹介した地域のサウナを、現地で体験してみて欲しいなと思います。

皆さんの人生が少しでも「しあわせ」になりますように!

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