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犬と暮らす家に住みたい!ペットと快適に過ごせるアイデアやポイントを解説

犬と暮らす家で、ペットとの時間を楽しみたいと考えていませんか。

愛犬と共に快適な生活を実現するためには、環境や間取りの工夫が欠かせません。

この記事では、犬の習性や快適な生活のためのアイデアについて解説します。

犬との理想的な暮らしを実現したい方や、注意すべきポイントについて知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。

犬と暮らすには愛犬の好き嫌いを知ることからはじめよう

子犬と戯れ笑顔いっぱいの子ども

犬との生活を考える際には、愛犬の好みや嫌いなことを知っておく必要があります。

習性がわかれば、適切な間取りや設備を選べるためです。

飼い主さんと快適に過ごすためにも、特性や注意すべきポイントを理解していきましょう。

散歩や遊びが好き

犬は毎日の散歩やボール遊びのように、体を動かすことが大好きです。

適切な運動量は犬種や年齢によって異なるものの、一般的には以下のように推奨されています。

小型犬1日2回1回につき20〜30分
中型・大型犬1日2~3回1回につき30分~60分

犬を散歩に連れて行くのは運動不足解消だけでなく、日光浴や飼い主さんとのコミュニケーションをはかるためです。

お仕事や健康上の理由で散歩に連れて行くのが難しい場合は、自宅の庭で遊ばせてあげましょう。

狭くて暗い場所に安心感を覚える

犬はもともと巣穴で暮らしていた動物のため、狭くて暗い場所で安心するという特性があります。

「クレート」と呼ばれるハウスは、全体が囲われているため理想的です。

体調不良の際は、安心できるスペースでゆっくり休みたいと、狭い場所に隠れる傾向があります。

他にも、雷や地震、花火などで恐怖を感じたときに避難所として逃げ込めて安心です。

犬と暮らす家には、いつでもリラックスできる狭い空間をいくつか用意しておきましょう。

リビングの一角にサークルや洞窟型のクッションを置いたり、階段下に小さなスペースを設けたりするのも1つの方法です。

好奇心旺盛で動くものに興味津々

犬は好奇心旺盛な性格で、目の前でボールが転がったり、風で動く落ち葉を見たりすると、すぐに反応して追いかけようとします。

動くものを見つけると追いかけてしまうのは、狩りをしていた野生時代の名残によるものです。

動くものは犬にとって「獲物」であり、猟をしていた頃の本能が今でも残っているのでしょう。

愛犬の好奇心を満たすためには、外の様子が見える大きな窓がおすすめです。

散歩に行けない日でも、通行人や車を眺めるだけで満足できます。

網戸を設置すれば風も感じられるものの、大型犬の場合犬は簡単に破ってしまう場合もあるため注意が必要です。

一人で留守番すると寂しさや不安を感じる

犬は社会性が高く、仲間意識が強い動物です。

もともと群れで生活していたので、一人ぼっちの環境には慣れていません。

一人で留守番する際は、寂しさや不安、心細さを感じてしまいます。

共働きで不在にしがちなご家庭の場合、多頭飼いして寂しさを紛らわすことも可能です。

また、ペット用の見守りカメラを設置すれば、外出先でも愛犬の様子をリアルタイムで確認できます。

スマートフォンから話しかけられる機能がついているタイプもあり、寂しい気持ちを軽減できて便利です。

体温調節が得意ではない

犬は全身を毛で覆われており、汗をかきにくいため体温調節が得意ではありません。

暑さに弱い体質で、高温多湿の日本の夏は過ごしにくい環境です。

熱中症になりやすく、犬と暮らす家では暑さ対策が必要です。

犬が快適に過ごせる環境は「温度:20〜25℃、湿度:60%以下」が目安とされているため、室内に温度計や湿度計を置いておくと簡単に確認できます。

夏場はエアコンを使用して部屋の温度と湿度を調整しましょう。

クールマットや遮熱性の高いカーテンも、より快適に過ごせる環境を整えるのに役立ちます。

犬と暮らす家の間取り

ドッグスペースから顔を覗かせる犬

犬と暮らす家をお探しの方は、愛犬がストレスなく過ごせる間取りを重視しています。

愛犬だけでなく、飼い主さんにとっても暮らしやすい間取りを5つ紹介しましょう。

広いスペースで思う存分体を動かせるドッグラン

自宅の庭にドッグランがあれば、散歩に行けなくても愛犬が思う存分体を動かせます。

自宅のドックランであれば、ノーリードで自由に動けるのもメリットです。

外に出て、日光や土の感覚に触れられるので、歩行が難しいシニア犬にも人気があります。

自宅ドッグランをつくるためには、飛び越えられない高さや強度のフェンスが必要です。

地面は、天然芝や人工芝だと足腰に優しく、汚れも少ないため適しています。

室内で自由に遊べる回遊動線

庭にドッグランをつくるのが難しい場合は、室内で愛犬が自由に動き回れる空間を考えましょう。

愛犬が遊んでいるときに行き止まりにならないよう間取りを設計すれば、広々としたスペースを確保する必要がありません。

工夫された回遊動線によって運動不足が解消され、飼い主さんも安心です。

たとえば、玄関からリビングへ、リビングから犬のベッドまでに障害物がない間取りであれば、遊び疲れたらそのまま休憩できます。

安心して過ごせるプライベート空間

犬と暮らす家には、愛犬が落ち着いて過ごせる空間が必要です。

狭くて暗い場所を好むので、広いスペースは必要としません。

階段下やスキップフロアのようなデッドスペースを活用して、プライベート空間を用意してあげましょう。

犬は寂しがりやという性質を持っているため、家族の気配を感じながらも距離感も重要です。

また、トイレをプライベートスペースの近くに設置しておくと、「自分の場所」と認識しやすくなります。

生活を快適にする土間

愛犬との生活を快適に送るためには、土間をおすすめします。

土間は掃除が簡単で、犬の毛や汚れを気にせずに過ごせるためです。

とくに暑い季節には、愛犬が涼む場所としても活用できます。

また、収納スペースを設ければ、散歩の準備や片付けも楽に行えます。

土間収納があれば、外出がスムーズになり、家の中に物を持ち込む必要もありません。

室内に汚れを持ち込まない洗い場

犬を室内で飼っている場合、足洗い場があると便利です。

散歩や外遊びの後、足を洗ったり拭いたりする必要があります。

足洗い場があれば、簡単にきれいにできるためおすすめです。

玄関のすぐ横に洗い場を設けると、水分の補充や水遊びにも活用できます。

大きさを工夫すればシャンプー台としても使えるので、ドッグランがある場合は汚れをすぐに洗い流せて実用的です。

犬が家で安全に過ごすためのアイデア

家の廊下で振り向く犬

犬は好奇心旺盛で行動力が抜群な反面、安全を守るための工夫が欠かせません。

犬と暮らす家を選ぶときは、人間だけの生活では見落としがちな点にも注意が必要です。

愛犬を守るためのアイデアを3つ紹介します。

滑りにくい素材やコーティングの床を選ぶ

犬は、走ったり止まったりするタイミングで爪を使うものの、フローリングは滑りやすいため引っかかりません。

そのため、フローリングで勢いよく動くと転びやすく、ケガのリスクが高まって危険です。

犬と暮らす家では、滑りにくい素材やコーティングの床が適しています。

シリコンコーティングやコルク材のフローリングであれば、犬の足腰に負担がかかりにくいのでおすすめです。

急な飛び出しを防ぐために犬用のフェンスを設ける

犬との暮らしの中で注意したいのが、門からの脱走です。

動くものを追いかける習性があるため、庭で遊んでいる最中に虫やボールを追いかけて外に出てしまうケースもあります。

道路に面した住宅の場合、交通事故の恐れもあるので注意が必要です。

急な飛び出しを防ぐためには、門扉に加えて犬用のフェンスを設ける方法があります。

犬が自力で開けたり、飛び越えたりできないフェンスであれば、ドッグランやウッドデッキで遊ばせる際も安心です。

庭や室内では有害な植物の取扱いに注意する

植物によっては、口にすると健康に被害を及ぼす可能性があります。

犬と暮らす家では、植物の扱いには十分な注意が必要です。

犬が口にすると炎症を引き起こしたり、命にかかわる危険があったりするとされる代表的な植物には、以下のようなものがあります。

・水仙
・チューリップ
・スズラン
・ジャスミンなど

観葉植物を部屋に飾るのが趣味の場合は、とくに注意しましょう。

また、庭でガーデニングを行う際も、愛犬が届かない場所に植えるなどの工夫が不可欠です。

犬との暮らしを快適にする家づくりのポイント

ウッドデッキで日向ぼっこをしている犬

犬との生活を快適にするためには、さまざまな工夫が必要です。

愛犬との毎日をより楽しく安全に過ごせる家づくりのポイントやアイデアを紹介します。

特有の臭いには消臭機能付きの壁紙や床材

犬には独特の臭いがあり、主な原因は体臭や口臭、糞や尿のアンモニア臭です。

大型犬のほうが小型犬よりも臭いが強いとされるものの、一緒に暮らしているとあまり気になりません。

ただし、訪問客や犬が苦手な人にとっては不快に感じてしまうので注意しましょう。

消臭機能付きの壁紙や床材を選ぶと、臭いの軽減に役立ちます。

失敗しないトイレスペースを設計する

犬のトイレが適切でないと、粗相の原因となります。

トイレの使い方や好みには個体差があり、これが正解という答えはありません。

飼い主さんは愛犬を観察し、最適なトイレスペースを用意してあげましょう。

とくにオスの場合は、足を上げて用を足すため、スペースを広く取るのがおすすめです。

食べこぼしを防ぐには適切な高さの台を用意

愛犬の食べこぼしは、適切な高さの台を用意すれば防げます。

食事のたびに床掃除する手間を省くためにも、愛犬に合わせた高さの台を設置しましょう。

また、食事スペースの床はタイル敷きにしておくと、後始末が簡単です。

食事専用スペースの上部に収納をつければ、ペットフードや食器をまとめて保管できます。

誤飲や誤食を防ぐためにはキッチンへの立ち入りを制限

キッチンは犬にとって誘惑が多く、危険が潜んでいる場所です。

チョコレート・ココア・ブドウ・ねぎ類・アボカドなどは、誤って食べると中毒症状を引き起こす可能性もあります。

誤飲や誤食は命にかかわる危険があるため、キッチンへの出入りは制限しましょう。

飛び越えられない高さや中の様子が見えないゲートをつけると、愛犬の安全を守れるので安心です。

洗面所はグルーミングに適した広さと明るさを確保

犬は定期的なグルーミングが必要で、毛や皮膚、歯、耳などを清潔に保つことは臭いや病気の予防につながります。

また、グルーミングは飼い主との絆を強め、愛犬のストレス解消にもなるのでおすすめです。

自宅で行うグルーミングには、以下の内容があります。

・ブラッシング
・シャンプー
・肛門腺絞り
・足裏のバリカン
・爪切り
・耳掃除
・歯磨きなど

グルーミングを行う場所としては、明るくて広い浴室や洗面所が適しています。

戸建て住宅は犬との暮らしにピッタリ

庭のスプリンクラーで遊ぶ犬

犬と暮らす家として、戸建て住宅は過ごしやすい環境です。

愛犬の性格や好みに合わせて工夫しやすく、飼い主さんもお世話が簡単にできます。

ペットとの時間を快適に過ごせる間取りや設備を検討する際は、家族全員がストレスなく生活できるように注意深く検討しましょう。

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