家事ラクな家づくり・間取りのヒント
1階完結型間取りとは?家事ラクを叶える5つの工夫と失敗しない選び方
1階完結型 間取りとは、料理・洗濯・片付け・身支度など、毎日の主な生活動作を1階中心で行えるように考えた間取りです。2階建てでも階段の上り下りや家の中の行き来を減らし、忙しい共働き・子育て世帯の暮らしにゆとりをつくる工夫として注目されています。
ただし、単純に部屋を1階へ集めればよいわけではありません。家族が自然に動ける順番で、収納や水回りを配置することが大切です。具体的な間取りの考え方と、住宅見学で確かめたいポイントをご紹介します。
この記事で分かること
- 1階完結型間取りと平屋・一般的な2階建ての違い
- タイパを高める帰宅・洗濯・収納・回遊動線の工夫
- 間取り図やモデルハウスで確認したい具体的なチェックポイント
先に結論:「玄関→手洗い→収納」「洗う→干す→しまう」が無理なくつながり、家族が集まるLDKと日常使いの収納を1階にまとめられるかが、家事ラクな家づくりの鍵です。
1階完結型間取りとは?平屋との違いとメリット
「1階完結型」は法律などで定義された正式な住宅分類ではなく、暮らし方を表す言葉です。リビング、キッチン、洗面・浴室、洗濯スペース、日常使いの収納などを1階に配置し、家事や身支度が1フロアで進みやすい住まいを指します。
平屋と違い、2階建ての1階完結型なら、子ども部屋や趣味の部屋を2階に設けることも可能です。寝室まで1階にあれば、将来も階段を使う頻度を抑えた暮らしを考えやすくなります。
| 間取りのタイプ | 主な生活スペース | 特徴 |
|---|---|---|
| 一般的な2階建て | 1階と2階に分散する場合がある | 個室を分けやすい一方、洗濯物や着替えを運ぶ動線が長くなることも |
| 1階完結型の2階建て | 日常の家事・収納を1階中心に集約 | 2階の個室を確保しながら生活動線をまとめやすい |
| 平屋 | 生活スペースを原則1フロアに配置 | 上下移動が少ない一方、必要な敷地や配置計画に注意が必要 |
家事にかかる時間を考える「タイパ(タイムパフォーマンス)」の視点では、作業そのものを急ぐより、繰り返す移動や片付けの手間を減らすことが重要です。

タイパを高める!家事ラク間取り5つの工夫
① 帰宅動線:玄関から手洗い・収納へつなぐ
お子さまが帰宅したら、まず靴を脱ぎ、手を洗い、上着やランドセルを片付ける。こうした動作が玄関付近で自然に続くと、リビングに荷物が集まりにくくなります。
玄関収納やファミリークローゼットを通ってLDKに入れる間取りも一例です。ただし、収納を通る通路が狭かったり、朝の支度で家族がぶつかったりしないか確認しましょう。
② 洗濯動線:「洗う→干す→しまう」を短くする
洗濯機のある場所から干す場所、取り込んだ服の収納場所が離れていると、毎日の移動が増えます。ランドリールームとファミリークローゼットを近づければ、1階で洗濯の一連の流れを進めやすくなります。
室内干しを予定するなら、物干しの長さだけでなく、除湿・換気、作業台、通行スペースも確認したいところ。洗濯機を回す時間帯と寝室の位置関係にも配慮が必要です。
③ 回遊動線:行き止まりを減らして家族が動きやすく
回遊動線とは、キッチン・洗面・廊下などをぐるりと通り抜けられる動線のこと。例えば、キッチンから洗面室へ向かい、別の通路からLDKへ戻れると、調理と洗濯を並行する際にも移動しやすくなります。
ただし、通路を増やすほど壁面収納が減る場合もあります。「回れること」より、普段どの道を何回通るかを優先しましょう。
④ 収納計画:ファミリークローゼットに日常着を集約
ファミリークローゼットは、家族の衣類をまとめて収納できるスペースです。洗濯物を各個室に運ぶ回数を減らせる一方、家族全員の衣類や季節物が収まる容量かどうかが大切です。
通り抜け型なら通路の幅、扉付きなら開閉スペース、オープン型なら湿気や生活感の見え方まで考えます。下着や個人の持ち物はそれぞれの個室にしまうなど、家族に合わせて使い分けてもよいでしょう。
⑤ LDK中心:キッチンから家族の様子が分かる配置
子どもがリビング学習をしている横で夕食を準備したい、朝は家族が同時に支度する。そんな日常には、LDKと洗面・収納との距離感が重要です。
キッチンから子どもの居場所が見えること、ダイニングから片付け場所に移りやすいことも家事ラクの一部。家族の視線や音が気になる場合は、扉や壁でほどよく区切る工夫も検討しましょう。

1階完結型間取りで優先したい部屋・設備は?
「全部を1階に置く」より、家族が毎日使う場所から優先順位をつけるのがおすすめです。
| 優先したいスペース | あると便利な理由 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| LDK・キッチン | 家族の活動の中心になる | 食事・片付け・見守りの動線 |
| 洗面・浴室 | 帰宅後や朝の身支度に使う | 洗面と脱衣を分けられるか |
| ランドリールーム | 洗濯の工程をまとめやすい | 物干し・換気・通路の確保 |
| ファミリークローゼット | 日常着の収納を集約できる | 収納量と着替えのしやすさ |
| 1階の多目的室 | 遊び場や将来の寝室に使える | 広さ・採光・プライバシー |
1階に寝室を設けられない場合でも、衣類収納と水回りを集めるだけで、日常の上下移動を減らせる可能性があります。間取りの正解は家族構成によって変わります。
失敗しない1階完結型間取りのチェックリスト
図面だけで良さそうに見えても、実際に暮らすと使いにくい場合があります。見学では次の7項目を確かめてください。
- 玄関から手洗い、荷物の収納まで自然につながるか
- 洗濯機・干す場所・収納が近く、洗濯かごを運びやすいか
- 家族がすれ違える通路幅や扉の開閉スペースがあるか
- ファミリークローゼットに必要な衣類が収まりそうか
- 回遊動線のために収納や家具の置き場が不足していないか
- 室内干しの換気・湿気対策や家事音への配慮があるか
- 将来の寝室・子ども部屋の使い方を変えられるか
おすすめは、朝の出勤・登校前と、夕方の帰宅後の動きを家族ごとに書き出すこと。「誰が、どこで、何をするか」を確認すると、必要な動線がはっきりします。
奈良県で1階完結型間取りを検討するときのポイント
奈良県で新築一戸建てや分譲地を探す際も、生活動線だけでなく、敷地の形状や道路との高低差、駐車場から玄関までの距離を合わせて確認しましょう。車でまとめ買いをするご家庭なら、駐車スペースからパントリーまでの運びやすさも暮らしに影響します。
また、隣家との距離や窓の向きによって、1階の室内干しスペースやLDKの明るさ・風通しは変わります。住宅地や敷地条件は物件ごとに異なるため、「1階に集めること」と「採光・収納・駐車のゆとり」が両立するか、現地で確かめることが大切です。
子育てしやすい住まいづくりについては、国土交通省の「子育てに配慮した住宅と居住環境に関するガイドライン」も参考になります。

間取りをイメージできるハートフルビレッジの住宅事例
回遊動線とファミリークロークを取り入れた住まい
ハートフルビレッジ筒井では、回遊動線やファミリークロークを取り入れた建物事例を紹介しています。間取り図と写真を見比べながら、毎日の移動や収納を考える参考になります。
帰宅動線・洗濯動線を確かめるモデルハウス
ココナラ奈良・六条西のモデルハウス紹介では、回遊動線、パントリー、洗う・干す・しまうをまとめたランドリー動線を採用した住まいを案内しています。
暮らし方の提案とルームツアーも参考に
暮らし方のご提案では、1階の洋室を活用する暮らし方などを動画とともに紹介しています。さらに、施工事例や公開中のモデルハウスからも間取りを比較できます。
1階完結型間取りのよくある質問
Q1. 1階完結型間取りは平屋だけですか?
いいえ。2階建てでも、LDK・水回り・日常使いの収納を1階に集めることで、1階中心の生活動線をつくれます。
Q2. 1階に寝室は必要ですか?
必須ではありません。今の家族構成や敷地条件に合わせ、まずは家事と収納の動線を優先する方法もあります。将来の暮らしを考えるなら、1階の多目的室を寝室として使えるか検討しましょう。
Q3. 回遊動線があれば必ず家事ラクになりますか?
必ずしもそうではありません。動きやすくなる一方、通路が増えることで収納や家具を置く壁が減る場合があります。普段の家事の順番に合うかで判断しましょう。
Q4. ファミリークローゼットはどこに設けると便利ですか?
洗濯スペースや洗面、玄関からの帰宅動線に近い場所が候補です。誰がいつ着替えるか、衣類がどれだけあるかに合わせて位置と容量を決めましょう。
まとめ|1階完結型間取りで、家族の時間にゆとりを
1階完結型 間取りの魅力は、すべてを1階に収めることではなく、毎日の行動に合わせて移動と片付けを減らせることです。帰宅動線、洗濯動線、回遊動線、ファミリークローゼットのつながりを考えれば、忙しい時間帯にも家族が動きやすい住まいに近づきます。
図面を見ながら家族の一日を思い浮かべ、可能であればモデルハウスで実際に歩いてみてください。家の中の小さな使いやすさの積み重ねが、日々の心地よさにつながります。
自分たちに合う家事ラクな間取りを見つけませんか?
ハートフルビレッジでは、暮らし方に合わせた住まいの事例やモデルハウスをご紹介しています。気になる間取りがあれば、写真や図面だけでなく、実際の動線も確かめてみてください。






