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ベビーマッサージと聞くと、
「新生児はしてもいいの?」
「赤ちゃんにしかできないの?」
「寝てくれる子しかできないの?」
と、色々疑問が出てくるかもしれません。
 

ベビーマッサージは「ベビー」とついているので
”寝ている赤ちゃんしかできない”
と思われがちですが、実はそんなことはないんですよ。

今回は、多くのママが疑問に思う「ベビーマッサージはいつからできる?いつまでできる?」について解説します。


これから出産される方、子育て真っ最中の方、ベビーマッサージに興味がある方に見ていただければ幸いです。
 

 

 

ベビーマッサージはいつからできる?

 


ここでは、ベビーマッサージはいつからできるのか、について解説します。

結論から言うと、新生児の赤ちゃんからベビーマッサージはしてOKです。

ただし、月齢ごとに注意したい点やポイントがあるので、次項で説明していきます。

①新生児期
②1か月健診済みの赤ちゃん
③生後2か月、3ヶ月の赤ちゃん
④寝返りするようになった赤ちゃん
⑤お座り・たっちできる赤ちゃん


それぞれを詳しく見ていきましょう。


①新生児期


そもそも、新生児とはいつからいつまでを指す言葉なのでしょうか。

赤ちゃんは、ママのおなかの中で過ごす「胎児期」を経て生まれ、誕生した日を0日として日齢(にちれい)、月齢(げつれい)をカウントします。

新生児期は、1歳未満の「乳児」期のうち、生後28日までの赤ちゃんのことです。

新生児期の赤ちゃんはまだ体も小さく、首もぐらぐらしています。

まだ骨がついていないため、前頭部と頭頂部の間の大泉門、頭頂部と後頭部の間の小泉門が開いており、ペコペコしています。
出生時の胸囲は頭より少し小さいです。

 

1歳で、胸囲と頭囲がほぼ同じになり、それ以降は胸囲が大きくなっていきます。

まだ胸の筋肉が発達していないため、しばらくは横隔膜を使って腹式呼吸をしています。



ベビーマッサージをする時は、ひねりと圧を加えず、優しくさするように体を撫でてあげるといいでしょう。

無理にうつ伏せなどする必要はなく、撫でてあげるだけでも十分な効果があります。



②1か月健診済みの赤ちゃん



生まれてから約1ヶ月が経過した赤ちゃんは、徐々に成長と発達の兆しが見られるようになります。
体も少しずつ全体的に丸くなり、ふっくらとしてきます。
手足を自由に曲げ伸ばししたり、バタバタと動かしたりするようになります。

個人差はありますが、首を動かして顔を少し横に向けられるようになり、音が聞こえると目を動かして音の方向を探そうとする様子も見られます。

この時期にベビーマッサージをする時は、新生児期と同じように優しく撫でてあげるだけでも十分です。
 
 
 

③生後2か月、3ヶ月の赤ちゃん



オイルを使ってひねりや圧を加えるマッサージを開始するなら、この時期からスタートするのが適切と言われています。

まだデリケートではあるものの、新生児期よりも多少の刺激に慣れてきているので、赤ちゃんのご機嫌に合わせてマッサージを行いましょう。

長時間のマッサージは赤ちゃんが疲れたり飽きてしまうので、ベビーマッサージは1回10~15分を目安に行うといいでしょう。

また、個人差はありますが、この時期に首が座る赤ちゃんも出てきます。

うつ伏せのマッサージは首の座りを促進する、とも言われていますので、まだ首が座っていない赤ちゃんは保護者がしっかり赤ちゃんを見れる状態でうつ伏せにしてあげてもいいでしょう。

ベビーマッサージの手技によっては首が座っていないとできないものがありますので、赤ちゃんの発育状況に合わせたものを行ってください。



④寝返りするようになった赤ちゃん



赤ちゃんが寝がえりをするようになると、なかなか仰向けになってくれない場合もあります。

そんな時は無理に仰向けに戻さず、うつぶせの状態で出来るマッサージを中心に行ってあげるといいでしょう。


うつぶせの状態で出来るマッサージは、背中やお尻のマッサージがあります。
特にお尻のマッサージは好きな子が多いです。
赤ちゃんがうつぶせの状態で辛そうでなければ、その体勢のまま、マッサージを楽しみましょう。



⑤お座り・たっちできる赤ちゃん



お座りができるようになると、なかなか寝転がってくれない子も多いです。

そんな時は、お座りやたっちの状態でできるマッサージを行いましょう。

意外かもしれませんが、ベビーマッサージは寝転がらなくてもできるものも多いんですよ。


ママも赤ちゃんも無理のない体勢でマッサージを楽しみましょう。

 
 

 

ベビーマッサージはいつまでできる?

 



赤ちゃんが歩き出すと、「もう寝転がってくれないから…」とベビーマッサージを諦める方、結構多いです。

ですが、ベビーマッサージは
”赤ちゃんじゃなくてもできる”
ということをご存じでしょうか。

赤ちゃんの頃からベビーマッサージを受けてきて、ベビーマッサージが大好きな子は、1歳、2歳、3歳、それ以上になってもマッサージを求めてくることがあるんですよ。

何歳になってもスキンシップが取れることは親子で嬉しいですよね。

ですので、「うちの子はもう大きいから…」と諦めず、その年齢でもできるマッサージを見つけていきましょう。



ベビーマッサージで気になる点

 



ここでは、多くのママが気になっているベビーマッサージで知っておきたい事を紹介します。

具体的には以下の通りです。

①服を着たままマッサージをしてもいい?
②皮膚疾患があってもマッサージをしていい?
③どんなオイルがいい?
④オイルを使わなくてもいい?
⑤資格を持っていないとマッサージできない?

それぞれを詳しく見ていきましょう。



①服を着たままマッサージをしてもいい?



ベビーマッサージは基本的に赤ちゃんを裸にしてオイルを使用して行いますが、服を着たままでもマッサージすることはできます。

ただし、服を着せたままマッサージをする場合は、ひねりや圧を加えた際に摩擦が強く生じますので、優しく撫でるようにマッサージすることがポイントです。



②皮膚疾患があってもマッサージをしていい?



皮膚疾患がある場合は、症状がひどいところは避けて行うなどの工夫が必要になる場合もあります。

皮膚疾患は個人差が大きいところなので、かかりつけの医師(皮膚科がおすすめ)に確認してからマッサージを行うと安心でしょう。



③どんなオイルがいい?



デリケートな赤ちゃんの肌に使うものですので、マッサージ用に作られたオイルを選びましょう。
間違っても料理用の油は使用しないでください。

お子様との肌の相性の良いオイルを選んで使用しましょう。

おすすめのオイルは、伸びが良く、肌に馴染みやすいものです。

「天然由来」や「オーガニック」などパッケージに表示されているオイルもありますが、これはあくまでも商品のイメージを良くするためのもので”100%いい”、というものではありません。

また、人によっては”手作り”がいい、という方もいますが、手作りは化粧品を製造するときに不純物を取り除く作業(精製)がされていないので危険です。

きちんと精製されている商品を選択しましょう。

始めて使用するオイルはには必ずパッチテストを行って使用すると安心です。

ベビーマッサージ後に稀に赤ちゃんの肌が赤くなることがありますが、赤ちゃんの機嫌が悪くなく、その部分を痒がることもなく、熱を帯びることがなければ様子見してみてください。

時間の経過とともに赤みが収まるようであれば問題ないでしょう。



④オイルを使わなくてもいい?



ベビーマッサージは、必ずしもオイルを使わないといけないわけではありません。
オイルを使わなくても可能です。

ただし、オイルを使わない場合は摩擦が生じて赤ちゃんのお肌に刺激を与えることにもなる可能性があるので、摩擦に気を付けて優しい力で撫でるようにマッサージをしましょう。

また、ベビーマッサージ用のオイルではなく、滑りの良いものであれば、保湿剤やベビークリームなどで代用してもOKです。



⑤資格を持っていないとマッサージできない?


”ベビーマッサージの資格”という文言が最近多いですよね。

これを見ると、「資格を持っていないとマッサージはできない?」と思われがちですが、ベビーマッサージは資格を持っていなくても誰でも行うことができます

ベビーマッサージの資格をとることは、ベビーマッサージを教えることができる講師になる、ということなので、赤ちゃんと親子のスキンシップをとる事に関しては資格は不要です。

初めてで心配という方は、ベビーマッサージの教室などに行くのもおすすめです。

ベビーマッサージ教室はお住まいの地域の児童館や支援センターなどで行っていることもありますので、情報をチェックしてみましょう。

協会などが認定する、ベビーマッサージの認定資格も存在します。

ベビーマッサージをもっと詳しく知りたいという方は、講座を受講して資格を取得するのもいいですね。



ベビーマッサージはいつからいつまでの決まりはない!たくさん親子のスキンシップを楽しもう

 



今回は、多くのママが疑問に思う「ベビーマッサージはいつからできる?いつまでできる?」について解説しましたが、いかがでしたか?

ベビーマッサージを通して、スキンシップをとることで赤ちゃんもママ(パパも!)もリラックスできる時間が過ごせるはずです。

ゆったりした気持ちでマッサージをしながら、歌を歌ったり、赤ちゃんに話しかけるなどして無理なく楽しいコミュニケーションを行いましょう。

 

また、お子さんがもう赤ちゃんじゃないから…と諦めている方も大丈夫!

子どもはいくつになってもママが大好き!

そんなママから愛情たっぷり込めたお手手でスキンシップしてもらえるだけで、喜ぶ子も多いですよ。

ベビーマッサージをする時は、お子さんの声を呼びながらいっぱい語りかけて笑顔でふれあいましょう。


この記事がこれから出産される方、新米ママ、ベビーマッサージが気になっている方の参考になれば幸いです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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