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壮大な景色を眺めながら、琵琶湖を一周する「ビワイチ」。  近年、サイクリング愛好家だけでなく、多くの人々から注目を集めているアクティビティです。

 

サイクリングを始めた人の中には、挑戦してみようかなと考えている方もいるでしょう。

 

ですが、ビワイチは中級者~上級者向けのコースです。初心者が挑戦する場合、事前準備が何よりも大切になります。

 

そこで今回は、「ビワイチ初心者でも完走できるのか」を解説します。ビワイチに挑戦するにあたって知っておきたい「必要な時間」や「ペース」も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

 

ビワイチ初心者でも完走できる?必要な時間とペースを解説

ビワイチとは、その名の通り琵琶湖を一周するアクティビティです。サイクリングが趣味の人はもちろん、趣味でなくとも名前だけは知っている人がいるほど、有名なアクティビティとなります。特に滋賀県に住んでいると、琵琶湖岸の道路を走ると挑戦者を必ず見かけます。

 

そんなビワイチに挑戦する前に、まずはどのようなものなのか以下にわけて詳しく見ていきましょう。

 

  • 初心者の平均タイム:休憩込み12時間程度
  • 無理のないペース:時速15km~20km
  • 完走のコツ

 

初心者の平均タイム:休憩込み12時間程度

 

ビワイチは、一周が約200kmある琵琶湖を一周するアクティビティです。この大きさは、淡路島がすっぽり入るほど。ビワイチをする際は、まずどれくらい時間がかかるのかを知っておく必要があります。

 

参考までに、以下を見てみましょう。

 

  • 徒歩:約50時間
  • 自転車:約10時間
  • バイク:約7時間
  • 車:約4時間
  • 電車:約2時間40分

 

自転車の場合、休憩込みで12時間程度かかると考えておいてください。朝7時に出発したのなら、夜19時にゴールできる計算です。

 

非常に長い時間、サイクリングをすることになります。

 

無理のないペース:時速15km~20km

 

ビワイチ初心者が完走を目指すためには、無理のないペースで走れるかどうかが重要です。コースの中には高低差が激しい箇所もあるため、体力と相談する必要があります。

 

一般的に、ビワイチは時速15km~20kmが初心者に適したペースと言われています。ロードバイクの平均速度よりも少し遅いペースですが、休憩を挟みながらであれば、無理なく走り続けられる速度です。

 

もちろん、体力に自信のある人なら、時速20km以上でも走れます。ただ、坂道が多い区間や風が強い場合は、時速10km以下になってしまうでしょう。自分の体力や状況に合わせて、ペースを調整できるかどうかが、ビワイチ攻略において大切です。

 

完走のコツ

 

ビワイチ初心者でも完走するためには、いくつかのコツがあります。以下を見てみましょう。

 

  • 事前にしっかり準備をする
  • 自分に合ったコースを選ぶ
  • 無理せず休憩を取る
  • 仲間と一緒に走る
  • サポート付きツアーに参加する

 

無理をせず、楽しんで走れるかが大切です。上記のコツを参考に、ぜひビワイチに挑戦してみてください。特に、春と秋は気候が良く、琵琶湖からの風が気持ち良いのでオススメです。

 

ビワイチ初心者向け3ステップ攻略法

ビワイチ初心者向け

ビワイチ初心者が挑戦する際、不安になるのは、距離や時間、体力面です。しかし、しっかりと準備をすれば、誰でも完走できます。

 

以下の手順で完走を目指しましょう。

 

  1. 事前準備をしっかり行う
  2. 自分に合ったルートを選ぶ
  3. 安全に楽しく走る

 

Step1.事前準備をしっかり行う

 

ビワイチに挑戦するには、何よりも事前準備が大切です。旅行やスポーツの大会と同じように、どれだけ準備できているかが結果に直結します。そのため、以下の点は必ず気を付けましょう。

 

  • 体力作り
  • 自転車選び
  • 持ち物準備

 

体力作り

 

ビワイチは最大で約200kmを走ります。体力が何よりも大切です。そのため、日頃からサイクリングやジョギングなどの運動をして、体力をつけておきましょう。

オススメは、坂道を使っての訓練です。ビワイチの道中には坂道も多いため、本番の訓練になります。約200kmを完走するためにも、体力作りは大切です。

 

自転車選び

 

自分に合ったサイズの自転車を選ぶのも重要なポイントになります。特に初心者の場合、ロードバイクよりもクロスバイクの方がオススメです。ロードバイクよりも安定性が高く、長距離走行に適している特徴があります。

 

また、長距離を走っていると体中が痛くなります。特に臀部の痛みは強烈です。人によっては座れなくなるほどなので、必ず体に合った自転車を選びましょう。

 

持ち物準備

 

ビワイチは持ち物選びも大切です。以下は必ず用意しましょう。

 

  • ヘルメット
  • サングラス
  • 水分補給用のドリンク
  • パンク修理キット
  • 日焼け止め

 

日差しが強い日に挑戦する際は、熱中症といったリスクもあるので、さらに注意が必要です。持ち物以外にも、休憩できる場所をリストアップしておくなど、緊急避難先を確保しておくのも忘れないようにしましょう

 

Step2.自分に合ったルートを選ぶ

 

事前準備ができたら、次はルート選択です。

ビワイチには、北湖一周(約160km)、全周(約200km)、ショートカットコース(約80km)の3つのルートがあります。

 

  • 北湖一周(約160km):初心者にオススメ
  • 全周(約200km):体力に自信のある人向け
  • ショートカットコース:時間がない人向け

 

北湖一周(約160km):初心者にオススメ

 

北湖一周は、初心者にオススメのルートです。守山市のピエリ守山から北上し、大津市の堅田から琵琶湖大橋を渡ってゴールします。

 

距離が短く、比較的平坦な道が多いので、走りやすいルートとなっています。北湖の自然をゆっくりと楽しめるのも魅力です。

 

桜やメタセコイア並木など寄り道できるスポットも多いので、琵琶湖の自然を楽しみたい方は、ぜひ挑戦してみましょう。

 

全周(約200km):体力に自信のある人向け

 

全周は、体力に自信のある人向けのルートです。琵琶湖の全景を楽しめますが、距離が長く、坂道も多いので、しっかりとした準備が必要になります。

 

また、大津市の堅田から大津港までは自転車道が未整備です。交通量の多い道を走るため、危険なルートでもあります。人によっては堅田から琵琶湖大橋を渡り、東岸を大津港まで走るほどです。

 

全周に挑戦する際は、事前に走りやすいルートを確認しておくことをオススメします。

 

ショートカットコース:時間がない人向け

 

ショートカットコースは、時間がない人や初めて走る人向けです。琵琶湖の東岸を走るコースなので距離が短く、走りやすいルートとなっています。

 

東岸はビワイチのコースも整備されているため、ほぼ湖岸沿いを走れます。琵琶湖の姿を眺めつつ、ゆっくり走りたい人は、こちらのルートを選ぶのもオススメです。

 

Step3.安全に楽しく走る

 

事前準備とルートが決まったら、後は安全に楽しく走るだけです。以下のポイントに気を付けつつ、ビワイチに挑戦しましょう。

 

  • 交通ルールを守る
  • 日焼け対策と熱中症対策を万全にする
  • 周囲に気を配り安全運転を心がける

 

交通ルールを守る

 

ビワイチをする際は、交通ルールを必ず守りましょう。ヘルメットを着用し、自転車専用のルートを走ってください。左側車線を逆走するのもNGです。

 

ビワイチは、一般的に反時計回りとなっています。自転車は左側通行なので、水辺に近い方を走れるようにするためです。

 

道中の道路には、車の少ない車道や自転車歩行者専用を走る低速コースと、サイクリング上級車向けの車道を走る上級コースがあります。

 

交通ルールを守りながら、両者を上手く使って走るようにしましょう。

 

日焼け対策と熱中症対策を万全にする

 

ビワイチの最中は、直射日光を浴び続けます。そのため、いくら涼しくとも日焼け対策と熱中症対策は万全にしてください。日焼け止めはもちろん、水分補給をこまめに行い、途中で倒れないようにしましょう。

 

周囲に気を配り安全運転を心がける

 

ビワイチのコースは、生活道路です。車はもちろん、家族連れや犬の散歩で歩いている人も多くいます。

挑戦する際は周りの車や歩行者に注意しながら、安全運転を心がけましょう。

 

ビワイチ初心者でも完走できる3つの方法

ビワイチ初心者

初心者であろうとビワイチに挑戦するなら、完走したいと考える人もいるでしょう。その場合、以下の方法が無理なくできてオススメです。

 

  • 1泊2日でゆっくり走る
  • 仲間と一緒に走る
  • サポート付きツアーに参加する

 

1泊2日でゆっくり走る

 

ビワイチ初心者が完走を目指す場合、最も無理をしないのが1泊2日でゆっくり走る方法です。琵琶湖周辺には、サイクリスト向けの宿泊施設が充実しています。途中で宿泊を挟めば、体力的な負担を軽減できるため、無理なくビワイチを完走できます。

 

オススメは、1日目に北湖、2日目に南湖を走るプランです。琵琶湖の美しい景色をゆっくりと楽しみながら、マイペースでゴールを目指せます。

 

仲間と一緒に走る

 

仲間と一緒に走る方法も、ビワイチを完走するためにオススメの方法です。モチベーションを維持しやすく、安全に走れます。1人では難しい場合も、誰かがいるだけで頑張れたという経験は、誰しも1度くらいはあるでしょう。

 

一緒に走るのは友人でも良いですし、ビワイチ初心者向けのイベントで仲間を見つけるといった方法もあります。

 

仲間と励まし合いながら一緒にゴールを目指せば、達成感もひとしおです。経験豊富な仲間がいれば、アドバイスも受けられるでしょう。

 

誰かと一緒に走るのは、非常にメリットの大きい方法です。

 

サポート付きツアーに参加する

 

初めてビワイチに挑戦する人にオススメなのが、サポート付きツアーに参加する方法です。経験豊富なガイドがサポートしてくれるので、安心して楽しめます。

 

サポート付きツアーでは、ルート案内や休憩場所の提案、パンク修理といったサポートも受けられます。何かトラブルが起こった際も安心できる点が魅力です。

 

他の参加者と交流できる機会もあるため、サイクリング仲間を見つける機会としても活用できるでしょう。

 

ビワイチ初心者にオススメのサービス・ツール3選

ビワイチ オススメ

ビワイチは、国土交通省が定める「ナショナルサイクルルート」の1つです。多くのサイクリストから注目を集めています。

 

そのため、様々なサービスやツールを利用できます。中でも、ビワイチ初心者には以下の3つがオススメです。

 

  • レンタサイクル
  • ビワイチサイクリングアプリ
  • ビワイチ体験イベント

 

レンタサイクル

 

ビワイチ初心者は、レンタサイクルの利用を検討してみましょう。レンタサイクルとありますが、実際はビワイチに必要な自転車やヘルメット、ウェアなど様々な商品をレンタルできます。初心者の人であれば、最初から高価な自転車を購入するよりも、レンタルを利用する方が適切な道具を使えるメリットがあるのでオススメです。

 

琵琶湖周辺には、様々なレンタサイクルショップがあります。中には、ビワイチ初心者向けのプランを用意しているショップもあるので、ぜひチェックしてみてください。

 

ビワイチサイクリングアプリ

 

ビワイチサイクリングアプリは、ビワイチのルート案内や休憩スポット情報などを提供してくれるアプリです。迷いやすい琵琶湖周辺でも、安心してサイクリングを楽しめます。

 

また、アプリによっては走行記録機能や仲間との共有機能なども搭載されています。ビワイチの思い出を記録したり、仲間と一緒に達成感を味わったりするのにも役立つでしょう。

 

ビワイチ体験イベント

 

ビワイチ初心者向けの体験イベントに参加する方法もオススメです。経験豊富なガイドのサポートを受けながら、ビワイチを体験できるサービスとなっています。

 

イベントでは、自転車の乗り方やメンテナンス方法、ビワイチのルートや注意事項などを学べます。まさに、初心者向けのイベントです。他の参加者と交流できるため、サイクリング仲間も見つけられるでしょう。

 

本格的な挑戦の前に、体験イベントに参加してビワイチの感覚を掴んでおくのも初心者にはオススメの方法です。

 

ビワイチ初心者でも諦めない!完走のコツ3選

ビワイチ コツ

ビワイチは、実際にやると非常に辛い挑戦になります。完走を目指すには、以下の4つのコツを意識してみましょう。

 

  • 自分に合ったペースで走る
  • 無理せず休憩を取る
  • 無理だと感じたらリタイアする

 

自分に合ったペースで走る

 

ビワイチは、長距離を走るサイクリングです。無理せず、自分のペースで走るようにしましょう

 

一般的に、初心者であれば時速15km~20kmが最適のペースと言われています。ですが、自然が相手なのでそう簡単にはいきません。坂道が多い区間や風が強い場合は、時速10km以下になることもあるでしょう。急に悪天候になる可能性もあります。

 

そのような場合は、客観的に自分の体力や状況を判断し、ペースを調整するようにしましょう。

 

無理せず休憩を取る

 

ビワイチは最大で約200kmもの距離を走ります。そのため、こまめな休憩が重要です。水分補給や軽食をこまめに取り、疲労を溜めないように意識しましょう。

 

近年はビワイチに挑戦しているサイクリスト向けに、休憩所や喫茶店、定職屋を営むところも増えています。湖岸沿いには道の駅もあるため、休憩場所として積極的に利用しましょう。

 

無理だと感じたらリタイアする

 

ビワイチに挑戦中、無理だと感じたらリタイアも検討してください。無理をして走ったために、体を壊してしまう人もいるためです。琵琶湖は簡単には無くならないので、改めて挑戦も考えましょう。

 

登山と同じように、ビワイチも無理は禁物です。特に熱中症が起こった場合、命に関わります。少しでも無理だと感じたら休憩し、気持ちが乗らないようならリタイアも視野に入れてください。

 

2度目の方が勝手がわかっているため、案外スムーズに一周できます。無理をせず、自分に合った頑張りでビワイチに挑戦してくださいね。

 

ビワイチ初心者は自分に合ったコースを選んで無理のない時間でゴールしよう

ビワイチ 初心者

ビワイチは、琵琶湖を一周するサイクリングコースです。全周・北湖・ショートカットと様々なコースがあるため、初心者の人は自分に合ったコースを選びましょう

 

その際、事前準備を怠らないようにしてください。体力作りはもちろん、自転車選びや熱中症対策まで、万全な状態で楽しむには準備が最も大切です。

 

今回解説した内容は、ビワイチの初心者向けの内容となっています。挑戦するたびに新しい発見があるので、興味のある人はぜひ1度走ってみてくださいね。

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