
天然芝か人工芝か、どちらを選ぶべきか迷う方も多いのではないでしょうか?
それぞれに異なる魅力や特徴があり、ライフスタイルや庭の条件によって最適な選択肢が変わります。
この記事では、それぞれの特徴やメリット・デメリットを徹底比較し、あなたにぴったりの選択肢を見つけるお手伝いをします。
天然芝の特徴と主な種類

天然芝は、天然芝は季節ごとの変化を楽しめます。
天然芝は大きく『日本芝』と『西洋芝』に分類されます。
比較項目 | 日本芝 | 西洋芝 |
気候適性 | 日本の暑い夏に強い耐寒性は低め | 寒冷地や冷涼な気候に適している耐暑性は種類による |
外観 | 濃い緑色で、冬場は休眠して茶色くなる | 一年中緑を維持する種類が多い |
手入れ | 芝刈りや雑草対策が必要肥料や水やりが必要 | 芝刈りや雑草対策が必要肥料や水やりが必要 |
耐久性 | 高麗芝・野芝は踏まれても強い | ケンタッキーブルーグラスなどは耐久性が高い |
用途 | 和風庭園公園一般住宅の庭 | ゴルフ場寒冷地の庭運動場 |
種類の例 | 高麗芝野芝姫高麗芝 | ケンタッキーブルーグラスペレニアルライグラストールフェスク |
個人邸では、高麗芝を使う場合が多いです。
人工芝の特徴と主な種類
人工芝は、合成素材で作られた芝生で、成長の手間がかからないのが特徴です。
耐久性や美しさが向上しており、庭・スポーツ施設・商業施設など幅広い場所で活用されています。
以下に人工芝の特徴と代表的な種類を解説します。
芝の長さ
種類 | 特徴 | 用途 | 素材 |
短いパイル | 20mm以下掃除がしやすい | パターゴルフなど | ポリエチレンポリプロピレン |
長いパイル | 25mm以上クッション性が高い | 庭、遊び場 | ポリエチレンポリプロピレン |
芝の形状
種類 | 特徴 | 用途 | 素材 |
I字型 | 変形しやすく安価 | ショッピングディスプレイ等 | ポリエチレンポリプロピレン |
V字型 | 起立性が高い柔らかい | スポーツ施設 | ポリエチレンポリプロピレン |
R字・D字型 | 天然芝に近い手触り | 庭商業施設 | ポリエチレンポリプロピレン |
C字型 | 他の形状の長所をバランスよく取り入れている | 庭商業施設 | ポリエチレンポリプロピレン |
密度
種類 | 特徴 | 用途 | 素材 |
低密度 | 約6,000針/m² | 一般的な使用 | ポリエチレンポリプロピレン |
高密度 | 約12,000針/m²以上 | スポーツ施設 | ポリエチレンポリプロピレン |
素材
種類 | 特徴 | 用途 | 素材 |
ナイロン | 柔らかいが耐久性に欠ける | 室内用 | ナイロン |
ポリプロピレン | 非常に耐久性が高い | スポーツ施設 | ポリプロピレン |
ポリエチレン | バランスが良く、一般家庭向けに最適 | 庭商業施設 | ポリエチレン |
用途に応じて最適な種類を選び、長く楽しめる庭づくりを目指しましょう。
天然芝のメリットとデメリット

天然芝には自然ならではの多くの魅力がありますが、手入れが必要な点など課題もあります。
ここでは、天然芝のメリット・デメリットを紹介します。
天然芝のメリット
天然芝には、以下のメリットがあります。
- 自然な風合いと美しさ
- 季節の変化を楽しめる
- 地面の温度を調整し夏場を涼しく保つ
庭をナチュラルな空間にしたい方にとって、最適な選択肢でしょう。
天然芝のデメリット
一方で、天然芝には以下のデメリットもあります。
- 定期的な芝刈りが必要
- 水やりや雑草取りの手間がかかる
- 維持費がかかる
天然芝を美しく保つためには、導入後の手入れにかかる時間やコストをあらかじめ計画しておきましょう。
人工芝のメリットとデメリット

人工芝には、手軽さや耐久性などのメリットがある一方で、天然芝にはないデメリットもあります。
以下に、人工芝のメリット・デメリットをまとめました。
人工芝のメリット
人工芝は、以下のメリットがあります。
・芝刈りや水やりが不要でメンテナンスの手間がかからない
・一年中美しい緑を維持できる
・雑草対策が簡単で防草効果が高い
人工芝なら、管理の手間を気にせず、いつでも美しい緑の庭を楽しめます。
人工芝のデメリット
一方で、人工芝には天然芝にはない以下のデメリットもあります。
・初期費用が天然芝より高い場合が多い
・経年劣化で見た目が劣化する可能性がある
・高温になるため、夏場は触れると熱い場合がある
人工芝にも一長一短があります。
設置費用や耐久性、見た目の特徴などをしっかりと把握した上で、ご家庭の生活スタイルや庭の条件に合わせて判断しましょう。
天然芝 ・ 人工芝の5つの違いを比較

天然芝と人工芝、どちらを選ぶべきか、初期費用や施工場所など、5つのポイントから比較します。
初期費用を比較
以下に、天然芝と人工芝の初期費用を表にまとめました。
比較項目 | 材料費(1㎡あたり) | 施工費(1㎡あたり) | 30㎡あたりの総費用 |
天然芝 | 1,000円~ | 3,000円~ | 120,000円~ |
人工芝 | 4,000円~ | 4,000円~ | 240,000円~ |
天然芝は初期費用が抑えられる一方で、人工芝は高品質な製品ほど初期費用が高くなります。
維持コストを比較
以下に、天然芝と人工芝の維持コストの例をまとめました。
年間維持費(20㎡あたり) | 項目 | |
天然芝 | 業者に依頼の場合・50,000円~自分で行った場合・3,000円~ | 芝刈り・肥料等 |
人工芝 | 特に必要なし | なし |
天然芝の維持管理を自分で行った場合は、芝刈り機の購入など別途で初期費用が必要です。
メンテナンス内容を比較
以下に、天然芝と人工芝のメンテナンス内容を表形式でまとめました。
比較項目 | 天然芝 | 人工芝 |
芝刈り | 5月~10月に1回/月 | 必要なし |
水やり | 夏場は毎日春秋は数日に1回程度必要 | 必要なし |
肥料の施肥 | 年2回(春・秋)程度 | 必要なし |
エアレーション | 年1回(夏) | 必要なし |
目土入れ | 年1回程度 | 必要なし |
掃除 | 枯れた葉やゴミの掃除が必要 | 時々落ち葉やゴミの掃除 |
病害虫対策 | 病気予防や害虫駆除のための薬剤散布が必要な場合がある | 必要なし |
美観維持 | 刈り残しや雑草が生えないよう注意 | 時々表面をブラシで整えるとより美しく維持 |
手間を惜しまず自然を楽しみたい方には天然芝を、シンプルに緑を取り入れたい方には人工芝をおすすめします。
雑草対策を比較
天然芝と人工芝では、雑草対策の手間や方法に違いがあります。
以下に表でまとめました。
比較項目 | 天然芝 | 人工芝 |
雑草の発生頻度 | 月に1回程度 | 人工芝の下に防草シートを敷いておけば雑草の発生はほぼゼロ |
防草シートの使用 | 敷けない | 施工時にシートを敷く |
除草剤の使用 | 年数回の使用が必要 | 基本的に不要 |
天然芝は自然な見た目を保つために定期的な雑草対策が必要ですが、人工芝は防草シートを活用することで手間を大幅に軽減できます。
施工できる場所を比較
天然芝と人工芝は、それぞれ施工可能な場所や条件が異なります。
以下に比較表をまとめました。
比較項目 | 天然芝 | 人工芝 |
日当たり | 日当たりが良い場所で育成可能 | 日当たりが悪い場所でも施工可能 |
地面の条件 | 排水性の良い土壌が必要 | コンクリート、タイル、砂利など幅広く対応 |
勾配や傾斜地 | 軽い勾配なら対応可能急な傾斜地では土壌流出の恐れあり | 傾斜地や不規則な地形にも設置可能 |
ベランダ | 不可 | 可能 |
どんな場所でも対応できる人工芝と、適切な生育環境が必要な天然芝。
設置の自由度に違いがあります。
結局選ぶならどっち?天然芝 vs 人工芝

天然芝と人工芝、それぞれに魅力がありますが、選ぶ基準は庭の用途やライフスタイルに大きく左右されます。
以下に、それぞれの適した状況を解説します。
自然の風合いを楽しみたいなら天然芝
天然芝は、自然の風合いや季節の変化を楽しみたい方に最適です。
春夏の鮮やかな緑や秋冬の落ち着いた色味など、季節ごとに表情を変えるのが魅力です。
柔らかな踏み心地や芝生の香り、子供やペットが自由に遊べる空間としても理想的でしょう。
ただし、この美しさを維持するには、芝刈りや水やり、雑草取りなどの定期的な手入れが必要です。
庭づくりそのものを楽しめる方におすすめの選択です。
初期費用を抑えたいなら天然芝
天然芝は、コストを抑えて芝生を楽しみたい方におすすめです。
人工芝に比べて初期費用が低く抑えられます。
手入れを自分で行えば、コストを抑えながら緑あふれる庭をつくれます。
ガーデニングが趣味の人には天然芝
ガーデニングの醍醐味を味わいたい方には、天然芝がおすすめです。
庭全体を自分で手入れすることで、ガーデニングの楽しさをより深く味わえるのが魅力です。
ガーデニングが趣味の人に天然芝が向いている理由
・季節ごとの芝生の変化を観察する喜びがある
・芝と花壇を組み合わせて庭をトータルデザインできる
・芝を育てる満足感が得られる
天然芝を育てることで、自分だけの庭を育てる喜びを存分に体験できるでしょう。
メンテナンスの手間を省きたいなら人工芝
人工芝は、メンテナンスの手間を最小限に抑えながら美しい緑を楽しみたい方に最適です。
芝刈りや水やり、肥料の施肥が不要で、防草シートとの併用で雑草対策も万全です。
また、耐久性も高く、掃除程度の手入れで済むため、忙しい方でも手軽に緑豊かな庭を維持できます。
年間を通じて緑の景観を維持したいなら人工芝
人工芝は、季節や天候に左右されず、一年中美しい緑を維持できるのが魅力です。
合成素材で作られているため、気温や日照量の影響を受けず、設置直後から安定した景観を維持します。
特に冬場に天然芝が枯れる寒冷地や夏の酷暑地域でも、鮮やかな緑を保てます。
四季を通じて美しい庭を簡単に維持したい方におすすめです。
日当たりが悪い庭には人工芝
人工芝は、日当たりが悪い庭に最適です。
耐久性の高い合成素材で作られており、日光や土壌の条件に左右されず、湿気の多い場所や日陰でも設置直後から安定した景観を楽しめます。
北向きの庭や日陰が多いスペース、ベランダなどでも、緑豊かな空間を作りたい方におすすめです。
庭で思いっきり遊びたいなら人工芝
人工芝は、庭で家族やペットと一緒に思いっきり遊びたい方にぴったりです。
高い耐久性をもつ合成素材で作られているため、頻繁に踏まれてもへたらず、クッション性があるので転倒時の怪我を軽減する安全性も魅力です。
また、泥が発生しないため、雨上がりでも清潔な環境で遊べます。
例)
・子供のサッカーやキャッチボール
・ペットとの追いかけっこや遊び場
・レジャーシートでピクニックごっこ
・フリスビーや軽いスポーツの練習
・ヨガやストレッチ
人工芝は、遊び場を簡単に整えられるだけでなく、メンテナンスの手間も軽減できます。
家族やペットが安心して楽しめる、安全で快適なスペースを作れるでしょう。
まとめ

天然芝と人工芝には、それぞれ異なるメリット・デメリットがあります。
庭の用途やライフスタイル、手入れにかけられる時間やコストを考慮して選びましょう。
比較項目 | 天然芝 | 人工芝 |
メリット | ・自然な風合いや四季の変化を楽しめる・初期費用が比較的安い・環境に優しく温度調整効果がある | ・芝刈りや水やりが不要でメンテナンスが簡単・一年中美しい緑を維持・雑草対策が容易で防草効果が高い |
デメリット | ・定期的な芝刈りや水やりが必要・雑草取りや害虫対策の手間がかかる・冬場は休眠期に入り茶色くなる | ・初期費用が天然芝より高い場合が多い・経年劣化で見た目が劣化する可能性・夏場に表面が高温になりやすい |
天然芝・人工芝は、ライフスタイルによって選び分けると良いでしょう。
天然芝に向いている人
・自然の風合いや季節の変化を楽しみたい人・ガーデニングが趣味で手入れを楽しめる人・コストを抑えて庭を整えたい人・子供やペットと柔らかな芝で遊びたい人・環境に配慮した庭づくりをしたい人 |
人工芝が向いている人
・手入れに時間をかけたくない人・一年中美しい緑を保ちたい人・雑草対策を簡単に済ませたい人・日当たりが悪い庭を緑化したい人・家族やペットが遊べる清潔で安全な庭が欲しい人 |
どちらを選ぶかは、庭の環境や求める利便性、見た目、コストなどの条件に応じて判断しましょう。
それぞれの特徴をしっかり理解した上で、自分に合った選択をすることで、理想の庭を実現できます。