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「滋賀県の大津市と草津市って、住むならどっちがオススメ?」

「滋賀県で新しい生活を始めたいけど、大津市と草津市、どちらを選べばいいの?」

 

このように考えている人は多くいます。滋賀県に住むにあたって最も気になるのが、大津市と草津市のどちらが良いのかです。それぞれ京阪神へのアクセスが抜群のため、迷ってしまいますよね。

 

そこで今回は、「大津市VS草津市」として、滋賀県民から見た両方の住みやすさを解説します。大津市と草津市、それぞれに共通するポイントも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

 

滋賀県屈指の住みやすい街、大津市と草津市の徹底比較

大津市と草津市は、市ごとに一括りにしてもそれぞれエリアによって住みやすさが大きく異なります。まずはどのエリアがオススメか、以下にわけて解説します。

 

  • 大津市で住みたいエリア
  • 草津市で住みたいエリア

 

大津市で住みたいエリア

 

大津市で住みたいエリアとして人気が高いのは、比叡山や琵琶湖周辺のエリアです。特に西側は自然豊かな環境と子育て支援が充実しているため、ファミリー層にとって嬉しい環境となっています。

 

緑も多く、夏になれば湖水浴も楽しめ、アクティビティが好きなら最高のエリアです。秋になれば比叡山でハイキングや紅葉狩りもでき、1年を通して自然とともに過ごせるでしょう。

 

一方で、交通の便が良いエリアなら、大津駅から石山駅あたりがオススメです。JR湖西線や琵琶湖線、京阪など複数の路線が利用できるため、通勤・通学で困りません。商業施設も充実していることもあって、地方都市の生活を満喫できるでしょう。

 

草津市で住みたいエリア

 

草津市で住みたいエリアとしてオススメなのは、草津駅周辺です。特に、南草津駅から草津駅までは、非常に住みやすくなっています。駅前にはマンションも建っているため、アクセスも抜群です。

 

JR琵琶湖線が通っているため交通の便も良く、百貨店やショッピングモールなどの商業施設も充実しています。県庁所在地である大津市よりも、遙かに賑わっている状態です。

 

草津駅から徒歩圏内には多くの飲食店があり、日常の買い物や外食で困ることはありません。便利な都市生活を求める人にオススメのエリアです。

 

大津市と草津市の住みやすさを比較する4つのポイント

大津市と草津市、どちらに住むのかを考える際は、以下の4つのポイントを比較しましょう。何を重視するかで、快適に過ごせる度合いが変わってきます。

 

  • 治安の良さ
  • 生活環境の充実度
  • 交通アクセスの利便性
  • 教育施設と医療機関の充実度

 

治安の良さ

 

大津市と草津市を比較する際、治安の良さは重要なポイントです。両市とも治安は良好ですが、大津市は特に住宅街の安全性が高い傾向にあります。県警と市警の両方が設置されているため巡回が多く、地域住民の防犯意識も高いためです。

 

一方、草津市は治安の面では悪い傾向にあります。ALSOKの調査によると、草津市は滋賀県の中でも治安の悪いエリアで第2位です。県内外から多くの人が集まるため、自然と犯罪遭遇率が高くなっています。

 

全国的に見れば、どちらも犯罪率が低いのですが、より治安の良いエリアとなると大津市になるでしょう。

 

生活環境の充実度

 

生活環境の充実度において、大津市と草津市はそれぞれ異なる魅力を持っています。以下を見てみましょう。

 

  • 大津市:自然環境が充実
  • 草津市:商業施設が充実

 

大津市は自然環境が豊かで、草津市は商業施設が充実しています。琵琶湖や比叡山といった地形が大きく関係しているためです。

 

そのため、週末には家族で琵琶湖周辺を散策したり、比叡山でハイキングを楽しんだりするなら大津市の方が良いでしょう。一方で、休日に買い物や食事を楽しみたい場合は、草津市がオススメです。

 

交通アクセスの利便性

交通アクセスの利便性に関しては、草津市が優れています。JR琵琶湖線以外にJR草津線もあるため、甲賀市や三重県へのアクセスも抜群です。また、地味ですがJRの始発・終点としての役割もあり、座れるのも嬉しいポイントといえます。

 

車では名神・新名神のどちらにもアクセスできる好立地となっています。市内を通る道も、国道や県道があちこちに張り巡らされているため、旅行はもちろん通勤・通学に至るまで困ることはないでしょう。

 

大阪や京都へのアクセスは大津駅・草津駅ともに変わらないので、どのようなエリアを楽しみたいかで決めると良いでしょう。

 

教育施設と医療機関の充実度

 

教育施設と医療機関の充実度は、大津市と草津市ともに高い水準を誇ります。両者を比較すると、どちらかといえば大津市は教育施設が充実しており、草津市は医療機関が充実しているのが現状です。

 

例えば、大津市には膳所高等学校や石山高等学校のような進学を含め、多くの公立・私立の学校があり、教育環境が整っています。

 

一方、草津市には近江草津徳洲会病院や近江医療センターをはじめ、多数の総合病院やクリニックがあります。隣の栗東市には済生会病院もあるため、医療サービスが充実している市です。

 

教育と医療、どちらを優先するかで決めると良いでしょう。

 

大津市と草津市に共通している2つのポイント

大津市と草津市は、隣り合っている市だけあって共通しているポイントがあります。特に以下の2つは生活していると必須の知識になるので、覚えておきましょう。

 

  • 車が必要
  • 発展しているのは駅前と国道沿いだけ

 

車が必要

 

大津市と草津市では、車の所有が生活の質を高める重要なポイントになります。結論をいえば、どちらの市でも車が必要不可欠です。公共交通機関の便が良い地域もありますが、市全体を見渡すと車がないと不便な場所が多くあります。

 

その傾向は滋賀県が実施した「世帯あたりの自家用乗用車保有率の状況」でも明らかで、以下のような通知になっています。

 

  • 大津市:1.035台
  • 草津市:1.067台

 

大津市と草津市は、滋賀県の市の中でもトップクラスに車の保有台数が少ない地域ですが、それでも1世帯に1台は必要です。

 

完全に車のない生活は難しいと認識しておきましょう。

 

発展しているのは駅前と国道沿いだけ

 

大津市と草津市は、どちらも駅前と国道沿いにお店が集中しています。そのため、買い物をするなら駅前や国道沿いのエリアに行く必要があります。結果的に土日祝は国道が混雑してしまうので、注意しましょう。

 

大津市と草津市は、どちらも京阪神で働いている人のベッドタウン的な要素が強く、駅前よりも郊外に住む人が多くいます。

 

そうした人たちがアクセスしやすいように、駅前と国道沿いが非常に発展しているのです。

 

大津市が草津市よりも住みやすい3つの理由

ここからは、大津市が草津市よりも住みやすいと感じる理由を3つ紹介します。ぜひ参考にしてください。

 

  • 自然が豊か
  • 京都・大阪へアクセス抜群
  • 充実した教育施設と子育て支援

 

自然が豊か

 

大津市は自然が豊かで、心身のリフレッシュに最適な環境です。琵琶湖沿いに住む場所が集中しているため、京都側は自然が多く、キャンプや登山を楽しめます。

 

琵琶湖畔や瀬田川の遊歩道を散歩したり、比叡山や湖南アルプスをハイキングしたりできるのは、大津市ならではの楽しみです。

 

自然に囲まれた生活は、日常のストレスを軽減し、心身の健康を保つ効果もあります。京阪神のような都会で働いている人にとって、非常に良い癒やしになってくれるでしょう。

 

京都・大阪へアクセス抜群

 

大津市は、京都や大阪へのアクセスが抜群です。JRは琵琶湖線と湖西線、さらに京阪電車まであるため、主要都市への移動がしやすい特徴があります。京滋バイパスや国道1号線など、主要な道路を使えば車でも移動が可能です。

 

例えば、大津駅から京都駅までは電車でわずか10分、大阪へも約30分でアクセスできます。通勤や通学はもちろん、ふとした買い物でも気軽に行ける距離です。

 

京都や大阪でも働きやすい環境といえるでしょう。

 

充実した教育施設と子育て支援

 

大津市は、教育施設と子育て支援が充実しています。市内には多くの公立・私立の学校があり、教育の選択肢が豊富です。さらに、滋賀県立図書館は蔵書量が約140万冊と、国立国会図書館を含めて全国6位の蔵書量を誇ります。

 

地域では子育て支援センターや地域の子育てイベントも充実しているため、親子で安心して過ごせる環境が整っている市なのです。

 

草津市が大津市より住みやすい3つの理由

大津市と比べて草津市はどうなのでしょうか。以下の3つの点で、大津市よりも優れているといえます。

 

  • 5年連続住みやすい町No.1
  • 便利な交通網と充実した商業施設
  • 子育てしやすい環境が充実している

 

5年連続住みやすい町No.1

 

草津市は、いい部屋ネットが実施したランキングで、5年連続「住みやすい町No.1」に選ばれています。全国でも10位にランキングしているので、県外から見ても魅力的な町といえます。

 

主に評価されているのは、住環境や利便性が高い点です。電気機械器具製造業などの企業も集積している一方で、京阪神へのベッドタウンとしての役割も担っているため、財政基盤が安定している点も魅力といえるでしょう。

 

安心して暮らせる街を求めるなら、1度は検討したい市となっています。

 

便利な交通網と充実した商業施設

 

草津市は、鎌倉時代から交通の要所でした。「陸上の市場、陸の津(港)」にあたるという意味でつけられた草津という名前は、現代も変わっていません。

 

2024年現在、京滋バイパスや国道1号線はもちろん、草津田上インターチェンジやJRなど、様々な交通網が草津を経由しています。結果、人が集まり、商業施設も県内では1番です。

 

県内唯一の百貨店である近鉄百貨店も草津駅前にあります。そのため、大規模なショッピングモールや飲食店も多く、交通網と商業施設の両方を満喫できる市といえるでしょう。

 

子育てしやすい環境が充実している

 

草津市は、子育てしやすい環境が整っているのも魅力です。人口増加率も2.53%と全国11位を誇るため、保育施設や教育機関といった子育てへの支援が充実しています

 

2024年の4月1日時点で待機児童が17人発生しましたが、実に4年振りのことです。保育士の拡充も随時行っているため、子育てに関しては心配がほとんどないでしょう。さらに、市の子育て支援センターでは、親子で楽しめるイベントやサポートも充実しています。

 

こうした環境は、草津市に住もうと考えている子育て家庭にとって、大きな魅力です。

 

大津市と草津市は似ているようで住みやすさが大きく違う

大津市と草津市、どちらにもそれぞれの魅力があり、住みやすさのポイントが異なります

 

自然の豊かさや教育環境を重視するなら大津市、利便性や商業施設の充実を求めるなら草津市といった形で選んでみましょう。

 

ライフスタイルは人それぞれ異なります。どちらも利便性の面では似ているので、後は実際に足を運んでみて、住みやすいかどうかを判断してみてくださいね。

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