
「子育て環境が良い場所に住みたいけど、都会は家賃が高すぎる……」
「自然の中で子供を育てたいけど、仕事や買い物は不便になりそう……」
こんな悩みを抱えているファミリーの方は多いのではないでしょうか。特に近年はコロナ禍を経て生活様式が大きく変化したのもあって、より良い住環境を求める声が高まっています。
そんな中で注目を集めているのが、滋賀県です。滋賀県は、自然豊かな環境でありながら、京都や大阪へのアクセスが抜群。さらに、家賃相場は都市部の半分以下というコストパフォーマンスの高さを誇ります。
そこで今回は、地元民だからこそわかる「滋賀県でファミリー向けのオススメエリア」を紹介します。移住を考えている方や、より良い住環境を探している方は、ぜひ参考にしてください。
滋賀県はファミリー向けにオススメの県
滋賀県はファミリー向けにオススメの県です。なぜなのか、地元民からの視点で以下の6つにわけて解説します。
自然が多い
滋賀県は日本最大の湖である琵琶湖を中心に、豊かな自然に恵まれた地域です。琵琶湖の周辺には広大な公園や遊歩道が整備され、週末には家族で散歩やピクニックを楽しむ光景が日常的に見られます。子供たちがのびのびと成長できる環境が整っているのです。
また、琵琶湖から唯一出て行く河川である瀬田川には、両サイドに歩道が整備されており、散歩はもちろん、釣りを楽しめるスポットが多くあります。家族でバス釣りを楽しむ光景は、天気の良い日に多く見られるほどです。
さらに県内各地には里山や田園風景が広がり、都会では体験できない豊かな自然体験ができます。滋賀県出身の方の中には、週末だけ家族で実家に帰省するという人もいます。子供を自然に触れさせるには、ピッタリの県といえるでしょう。
家賃が安い
滋賀県の家賃相場は、京都や大阪といった都市部と比べて安い傾向にあります。例えば、3LDKの賃貸物件であれば、物件によっては半額程度で借りられるでしょう。一戸建ても広い居住スペースを確保しやすく、子育て世代にとって理想的な住環境を手に入れやすい特徴があります。
なるべく家賃を抑えて生活したいと考えている方にとっては、嬉しいポイントです。
駅近くの新築物件でも、都市部の中古物件と同程度の家賃で住むことができるでしょう。
若いファミリーが多い
滋賀県は30代を中心とした若いファミリー層が多い傾向にあります。滋賀県が令和5年に実施した調査によると、15歳未満の人口比率は全国を上回って推移しており、若者が多い県といえるでしょう。
同世代の家族も多く、子育ての情報交換や交流が活発に行われています。保育園や幼稚園も充実しており、待機児童問題も都市部と比べて少ない状況です。若いファミリーにとって過ごしやすい環境といえるでしょう。
百貨店・スーパーの数が多い
滋賀県内には大型ショッピングモールや百貨店が各地に点在しています。明るい廃墟と呼ばれた守山のピエリは全国的にも有名です。日常の買い物はもちろん、子供服や玩具なども簡単に揃えられるでしょう。
また、地元スーパーである平和堂を始め、各地域にスーパーマーケットがあり、食料品や日用品の買い物が気軽にできます。地域にもよりますが、自転車さえあれば買い物に困らない場所は少なくありません。商業施設の営業時間も長く設定されており、仕事帰りの買い物にも便利です。中心部から離れてもスーパーマーケットが点在しているので、買い物で困ることはほとんどないでしょう。
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京阪のベッドタウンになっている
滋賀県は京都・大阪へのアクセスが良好です。JR琵琶湖線を利用すれば、京都まで約20分(大津駅から)、大阪まで約30時間(大津駅から)で到着できます。通勤・通学に便利な距離にあるため、都市部で働きながら自然豊かな環境で暮らせます。
また京都と大阪には大学も多いため、家からでも通いやすい点も魅力です。天候不順などでJRが止まると交通手段がほとんど無くなるという側面はありますが、ベッドタウンとして十分に魅力的といえます。
自然災害が少ない
滋賀県は、地震や台風といった自然災害が比較的少ない地域として知られています。台風も滅多に来ず、来たとしても弱まっている場合がほとんどです。長浜市など県北部では豪雪に見舞われることはありますが、比較的穏やかな気候といえるでしょう。
海無し県なので津波もほとんどなく、地震も琵琶湖西岸断層帯がありますが、30年以内に発生する可能性が低い数値です。対策は必要なものの、津波や地震といった大規模災害の心配をあまりしなくて良い点は、魅力といえるでしょう。
滋賀県のファミリー向けオススメエリア
ここからは滋賀県のファミリー向けオススメエリアを紹介します。家族で住む際の参考にしてみてください。
子育て世代に人気の草津市
草津市は滋賀県で最も人気の高い住宅地です。JR草津駅を中心に商業施設が充実し、子育て支援施設も数多く点在しています。JR琵琶湖線を利用すると京都まで約20分、大阪まで約1時間という好アクセスも魅力の1つです。
子育て支援も充実しており、乳幼児健診や家族で参加できるイベントなど、妊娠期から出産、子育て期間までずっと支援を受けられます。困った場合は保健師や助産師、管理栄養士にも相談が可能な環境が整っているため、安心して子育てができるでしょう。
また、立命館大学が立地する南草津エリアは若い世代が多く、子育て世代の交流も活発な傾向にあります。飲食店も多いため、家族で出かけるのに困らない点も住みやすいポイントの1つです。
少し足を伸ばして琵琶湖まで行けば、キャンプができるレジャー施設があるなど、ファミリーで移住するなら最適な場所といえるでしょう。
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便利な都市機能が揃う大津市
大津市は滋賀県の県庁所在地で、京都に最も近い街です。JR大津駅からなら、京都駅まで約10分で行けるため、アクセス面では抜群といえるでしょう。京都・大阪で働きたい方にはオススメのエリアです。
また、大津市は医療機関や教育施設が充実し、生活インフラが整っている点も特徴となっています。大津赤十字病院や滋賀医大など、子供に何かあった際に受診できる環境が多いため安心できます。
一方で自然にも溢れており、比叡山や琵琶湖の自然を感じられる環境は、子どもの情操教育にも良い影響を与えてくれるでしょう。ベッドタウンとして利用するのにお勧めのエリアです。
もし、大津市に住もうかなと考えている方は、大津市の富士見台にてモデルハウスをぜひご見学ください。詳しくは以下のリンクから。
>ハートフルビレッジ大津・富士見台
のどかな環境が魅力の甲賀市
甲賀市は忍者の里として知られ、歴史と文化が息づく街です。信楽焼で有名な信楽も甲賀市に属しています。京都と三重の県境に位置しており、国道1号線も通っていることから、ベッドタウンとしても人気です。
甲賀市の特徴として、広い土地を活かした戸建て住宅が多く、庭付き物件を手頃な価格で購入できるというものがあります。大津市や草津市と比べても安い傾向にあるので、移住するならオススメの場所です。
また、国道1号線の周辺には商業施設や飲食店が軒を連ねており、その一帯だけで生活が完結するほどの充実度となっています。2024年にはLOFTや無印良品が出店し、ますます活性化している注目のエリアです。
ただし、甲賀市は非常に広いので、地域によって気候や利便性が大きく異なります。移住を考える際は実際に足を運び、現地の様子を見てからにした方が良いでしょう。
豊かな自然が魅力の高島市
高島市は琵琶湖の北西に位置し、美しい山々と湖の景観が自慢の街です。マリンレジャーや登山などアウトドア活動が盛んで、子どもたちが自然と触れ合える環境が整っています。有名なメタセコイア並木や白鬚神社があるのも、この高島市です。
実際、面積における自然の割合が非常に高く、市の7割を森林が占めています。そのため住宅のほとんどは沿岸部に集中しているのが現状です。日本海側に近いことから冬の寒さが厳しく、冬にはスキーが楽しめるほど雪が積もります。
一方で、子育て支援は充実しており、妊娠検診の完全無償化や小中学校の給食費無償化、さらには小中学生の医療費の無償化に取り組んでいます。待機児童は出ているものの、保育所も多いことから比較的手厚いといえるでしょう。
教育面では小中一貫教育をしており、里山体験や田植えなど自然と触れ合える行事も多く開催されています。自然と一緒に子育てをしたい方にとって、非常に魅力的なエリアです。
子育て支援が充実している愛荘町
愛荘町は子育て支援に力を入れている自治体です。湖東地域に位置し、鈴鹿山系から流れ出る豊かな水風景が魅力となっています。名古屋に近いこともあって、高速を使えば名古屋・大阪どちらにも1時間程度で行けるアクセスの良さを誇ります。
また、子育て支援が充実している点が特徴で、中学生までの医療費が無料だったり、通院・入院費の自己負担額の助成があったりと、医療費のかかる幼少期でも安心です。通学定期券補助として、通学定期券の20%分を補助してくれる点も嬉しいポイントとなっています。
田園風景が広がる穏やかな環境で、子どもたちをのびのびと育てるならオススメのエリアです。
自然と利便性が調和している竜王町
竜王町は湖東地域の南東に位置し、自然と都市機能が調和した町です。近江牛発症の地としても知られており、道の駅では近江牛や近江米、季節のフルーツが販売されています。電車は通っていませんが、竜王ICを使えば大阪や名古屋といった都市圏にも1時間程度でアクセスが可能です。
また、竜王町といえば三井アウトレットパーク滋賀竜王は外せません。関西最大級の売り場面積を誇っており、家族で行けば1日楽しめるでしょう。他にも天然温泉や動物ふれあい広場など、自然と調和したレジャー施設が多くあります。特に動物ふれあい広場では、羊やポニーなどに餌をあげられるので、子どもと一緒に行くと楽しめること間違いなしです。
一方で車は必須で、快適に過ごすには最低でも1台は持っておく必要があります。ただ、ダイハツ竜の子という補助制度を利用すれば、第2子・第3子以上を出産する過程には3年間無償でファミリー車を貸し出してくれます。子どもが多い場合は、利用してみると良いでしょう。
生活環境が整った守山市
守山市は草津市に隣接し、子育て支援や教育環境の充実に力を入れている街です。駅前には図書館や子育て支援センターが整備され、子育て世代に優しい街づくりを推進しています。そのおかげもあって、2021年には待機児童ゼロを達成しています。
また、自然環境も豊かで、守山駅から国道1号線までのエリアから少し離れるだけで、四季折々の自然を楽しめる点も魅力です。少し足を伸ばすだけで、琵琶湖畔でのんびり過ごすこともできます。
郊外に住むと車が必須になるデメリットはあるものの、総合的に見てファミリーで過ごしやすいエリアの1つです。
歴史と文化が息づく近江八幡市
近江八幡市は水郷の風景で知られる歴史ある街です。湖東地域の中間に位置し、湖北にも湖南にもアクセスしやすい街となっています。西には日本の淡水湖で唯一の有人島である沖島もあるので、島に住んでみたい方にもオススメのエリアです。
近江八幡市もまた子育て支援制度が充実しており、結婚・子育て世代への補助金制度も整備されています。特に以下の点の支援は、移住を考える方にとって嬉しいポイントです。
- 住宅取得費用
- 賃貸費用
- 引っ越し費用
補助金の対象になるには条件がありますが、満たしている場合は積極的に活用しましょう。
生活環境としては、JR近江八幡駅の周辺には大型商業施設や映画館があり、休日に家族で過ごすのにはまず困りません。特に映画館は非常に大きく、滋賀県でもここでしか観られない映画も多いため、子どもと一緒に映画を観たい方は満足できるでしょう。
京都や大阪へのアクセスには少し時間がかかるものの、のんびりとしたトカイナカで過ごしたい方にオススメのエリアです。
滋賀県に移住するなら「お試し施設」の利用がオススメ
移住は簡単にできるものではありません。実際、移住して失敗した方は何人もいます。そこでオススメなのが、滋賀県が取り組んでいる「お試し施設」です。利用することで、どのような環境なのかを肌で体験できるため、失敗する確率を下げられます。
どのような制度なのか、詳しく見ていきましょう。
実際に現地で短期滞在できる
滋賀県では、移住を検討している方向けに「田舎暮らしお試し施設」を提供しています。短期間ではありますが、制度を利用して実際の生活環境を体験できます。移住するかどうかの判断材料を得られる貴重な機会です。
利用期間は場所によって変わり、1日~2週間程度と差があります。気になっている施設の運営に問い合わせてみると良いでしょう。
なお、施設のほとんどはリノベーションされた古民家となっており、Wi-Fiを含めた設備が整っています。生活に必要な家具や家電が備え付けられているので、手ぶらで行っても問題なく過ごせます。
古民家を改修した田舎暮らしができる
お試し施設は、地域に残る古民家を改修して整備されています。伝統的な日本家屋の良さを活かしながら、現代的な設備を備えた快適な空間にリノベ-ションされているので、不便はないでしょう。中にはリフォーム会社が管理しているところもあるので、現代風の快適な田舎暮らしを体験できます。
古民家の家屋を改修して暮らしたいと考えている方にとって、良い予行演習になるでしょう。
実施場所は3箇所
滋賀県内には、お試し施設が点在しています。大きくわけて、以下の3箇所です。
- 長浜市
- 米原市
- 犬上郡多賀町
この他、シェアハウスとして利用できる施設が大津市や甲賀市などにあります。湖東・湖西・湖南・湖北で気候や特色が異なるため、移住を考えている地域に近いところを選ぶと良いでしょう。
ただし、施設は事前予約制です。利用する際は管理している企業や施設に問い合わせの上、利用してください。
滋賀県はファミリーで移住しやすい環境が整っている県
滋賀県は、ファミリー層にとって移住しやすい県の1つです。琵琶湖を中心とした豊かな自然環境は、子供たちの健やかな成長を支えるには最適な環境といえるでしょう。京都や大阪への通勤圏内という立地や、都市部と比べて安価な家賃相場など過ごしやすいと感じる部分が多くあります。
もし移住を検討する際は、一部の市が実施しているお試し施設を利用する方法がオススメです。実際の暮らしを体験できるため、どのような暮らしになるのか肌で感じられます。滋賀県に移住を考えている方は、各市の特徴を踏まえた上で、最適な市を選んでくださいね。