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コラム

第二新卒で不動産への就職は可能?新卒との違いを解説!

「第二新卒で不動産業界は入れる?」

「新卒よりも採用されにくいのかな」

入社3年以内に新卒入社した会社をやめてしまう方も少なくはありません。また中には別の業種から不動産業界に挑戦したいという方も多いでしょう。

本記事では、第二新卒の方でも不動産への就職は可能か、メリットデメリットについて解説します。働き方における新卒との違いについても解説するのでぜひ参考にしてください。

そもそも第二新卒とは

第二新卒とは、1度企業に新卒で入社したものの数年以内に退職し、転職活動を行う人のことです。退職した年月に関しての具体的な定義付けはされていないものの、企業によって考え方は異なり、年齢としては20代半ばの方が多くなっています。

第二新卒の多くは、1〜3年以内に退職している傾向となっています。また、新卒と第二新卒では採用のハードルはあまり変わらないのもポイント。

似たような言葉で「既卒」というものもありますが、既卒は学校を卒業後に企業には就職せず、アルバイトや業務委託などの経験のみを積んでいる人のことを指します。第二新卒とは意味合いが若干異なるので、混同しないように注意しましょう。

第二新卒のメリット3選

不動産は実力主義の会社が多く、やる気や実力があればスキルアップや昇格のしやすい業界といえるでしょう。ここでは、第二新卒が不動産業界へ転職するメリットについてご紹介します。第二新卒の主なメリットは以下の3つです。

  • やる気次第で昇給が目指せる
  • 未経験でも採用されやすい
  • 即戦力になりやすい

 

では、順番に解説します。

1.やる気次第で昇給が目指せる

不動産業界は、やる気があれば成果を出しやすく高い収入が目指せます。不動産業界は成果や実力の反映されやすさが特徴です。

人によっては第二新卒で入社し若いうちに大きな成果や報酬を得ている人も多いです。また、物件の取引のはじめから最後まで関われるのも魅力。裁量が大きく責任も大きくなりやすいですが、その一方で大きな成果と報酬も期待できるでしょう。

業界によっては新卒の方が昇進しやすいところもありますが、不動産業界であれば実力次第で新卒や中途関係なく昇格のチャンスがありますよ。

2.未経験でも採用されやすい

不動産業界はポテンシャルがあれば採用してくれる会社が多いです。第二新卒は業界によっては採用が難しいところもありますが、不動産業界であれば求人数自体が多く、やる気次第では採用されやすい傾向となっています。

そのため早期退職といった不利な経歴でも、面接時に自分の強みや相手が納得できるような理由を説明できれば、採用されやすいといえるでしょう。

不動産業界は前職が不動産業界ではなく、学歴が高くなくてもモチベーションさえあれば転職できる企業が多いのもうれしいポイントですね。

3.即戦力になりやすい

第二新卒は新卒に比べて即戦力になりやすいです。前職でビジネスマナーなどを学んでいるので、基本的な研修が不要となるのが特徴です。

新卒入社の人に比べて教育に割くコストも抑えられるのも魅力。そのため、前職の知識や経験を活かして会社の業務にすぐに取りかかることも可能です。

第二新卒のデメリット3選

 

第二新卒は前職の経験を活かし、即戦力になりやすいといったメリットがある一方でいくつかのデメリットもあります。ここでは、第二新卒のデメリットについて解説します。

第二新卒のデメリットは以下の3点です。

  • 雰囲気に馴染みにくい可能性がある
  • 成果によっては給与の変動する可能性がある
  • 期待値が高い

では、順番に解説します。

1.雰囲気に馴染みにくい可能性がある

不動産の転職は企業によっては雰囲気に馴染みにくい可能性があります。自分と会社の雰囲気が合わず、仲のよい友人や上司などがいないと孤立しやすくなります。

そうなってしまうと仕事がやりにくくなり結果的に退職へとつながるケースも。どの企業でも同じことがいえるものの、雰囲気は会社によって異なるため、事前に会社についてリサーチし自分に合う会社選びをするのが大切です。

2.成果によって給与が変動する可能性がある

不動産業界は実力で評価されるため、給与の変動も大きくなります。不動産業界は毎月の給与は固定給に加えて歩合制を設けている会社が多いです。努力次第で成果が給与に反映されやすい一方で、成果が得られなければ支払われる報酬も少なくなってしまいます。

そのため、毎月の給与の変動が大きく金銭的に不安定になってしまう可能性もあります。さらに不動産売買であれば数ヶ月かけて顧客との信頼関係を築き上げても、実際に顧客が土地や物件を購入するまでに数年かかる場合やキャンセルされることも。

そのため安定した給与を得るには、いかに優良な顧客を増やしていくかが大切です。

3.期待値が高い

第二新卒で不動産業界に転職すると、思わぬプレッシャーがかかる可能性もあります。第二新卒は短いながらも1〜3年ほどの社会人経験があるため、基本的なビジネスマナーを備えているのが特徴です。

新卒であれば入社後数ヶ月はOJTといった研修期間が設けられている一方で、第二新卒はあくまで中途採用とされるので、即戦力として扱われます。

そのため、プレッシャーがかかりやすく人によってはやりにくさを感じてしまう可能性もあります。しかし、どのような業界も第二新卒に対しての対応は同じ傾向なので、いかに環境に素早く適応し成果を上げられるかが重要です。

第二新卒でうまく転職する方法3選

第二新卒の不動産業界への転職のメリットやデメリットについて解説してきました。ここからは第二新卒でもうまく不動産業界へと転職する方法についてご紹介します。

第二新卒で転職を成功させる方法は、以下の3つです。

  • 自己分析をする
  • ポジティブな志望動機を考える
  • 柔軟性をアピールする

では、順番に解説します。

1.自己分析をする

不動産業界への転職は、自分の強みや弱みなどの自己分析をしておくことが大切です。第二新卒は早期退職の理由が選考に大きく影響する可能性があります。

そのため退職理由に対し「なぜそのように感じたのか」や、「今後自分はどうしたいのか」を明確にし、論理的に退職理由を伝えられるようにするのがおすすめです。

また、第二新卒は市場で武器となる経験値をそこまで持っていないので、自分の強みをいかにアピールできるかもポイント。弱みも合わせて把握しておけば、自分の伸び代のアピールもできるでしょう。

2.ポジティブな志望動機を考える

面接時にはポジティブな志望動機を伝えるのがおすすめです。

不動産業界ややる気を重視するため、保守的な考え方は採用されにくいです。企業成長の一員となるような人物になるのが大切なので、この人と一緒に働きたいと思わせられるような志望動機を作るようにしましょう。

志望動機を考える際には、受ける企業がどのような人物を求めており、どのような理念を持って仕事をしているのかを事前に把握しておくとよいでしょう。

3.柔軟性をアピールする

不動産業界への転職には柔軟性のアピールも大切です。第二新卒は新卒入社した企業への在籍日数が少ないため、前職の色に染まらず新しい環境に馴染みやすいのが特徴です。

同じ企業に長く勤め続けているとその企業の社風や仕事の進め方などに染まってしまい、新しい環境に馴染むのに時間がかかってしまいます。

第二新卒であれば社会人としての基本が身についているだけでなく、新しい職場のルールや仕事のやり方にも柔軟に対応しやすいです。そのため面接時には特定の方法に固執せず、求められるやり方に合わせて対応できるといった自分の強みを出すようにしましょう。

第二新卒でも就職できる不動産の種類

第二新卒にはさまざまな特徴があり、どのような不動産の種類にも挑戦しやすいといえるでしょう。ここでは、不動産の種類の特徴に分けて解説します。主な種類は以下の3つです。

  • 不動産の経験を積める賃貸
  • 営業力が身につく売買
  • 無理なく働ける事務

では、順番に解説します。

不動産の経験を積みたいなら「賃貸」

賃貸の仕事であれば不動産未経験の第二新卒でも挑戦しやすいです。賃貸営業は問い合わせに店舗に来たお客様へ接客を行い、家探しのサポートを行う仕事です。

主に賃貸マンションやアパートなどを貸したい大家さんと、借りたい人の仲介を行い不動産の基本的な実務や基礎をしっかりと固められるのが魅力。売買の場合は基本的に自分よりも年上の顧客に対する接客が多くハードルも上がりやすいです。

しかし賃貸であれば単身向けの物件も充実しており年齢の近いお客様への接客が多くなります。そのため、未経験でも挑戦しやすく、仕事をする中でコミュニケーション力が鍛えられますよ。

はじめは不動産賃貸に入り、そこから不動産売買へとキャリアチェンジする方法も可能です。不動産賃貸は未経験で転職する不動産業界の入り口におすすめです。

営業力が身につく「売買」

不動産売買では営業力が身につきます。高額な商品を取り扱うのが特徴で、それに見合った専門性や報酬を手に入れられるでしょう。賃貸に比べると単価が高く、一件あたりの利益が大きいのもポイント。

その利益が分配されることにより、自身が得られる報酬も高くなりやすくなります。売上によっては一般的な新卒の年収程度になる可能性もありますが、実力があれば歩合制により給料は青天井になるため自分の収入を伸ばしやすいです。

また、不動産売買の取引先には、金融機関や士業など専門家との関係者が多いので人脈を広げやすく、より専門性や能力を磨きやすい環境といえるでしょう。

不動産売買の募集は経験者を求めるところが多い一方で、企業によっては未経験でも挑戦できるところもあります。不動産に関する専門知識を学び、キャリアを積んでいきたい方におすすめです。

無理なく働ける「事務」

不動産事務は責任感の強い方におすすめです。不動産事務は、会社内の業務がスムーズに進むよう、営業のサポートをするのが特徴です。不動産は常に取引の額が大きいため、営業だけでなく、契約に関する書類を管理する事務の仕事も重要なポジションとなります。

また、会社への来客や電話などの総合的な受付も仕事の1つです。不動産事務は賃貸と売買によって業務が異なります。賃貸事務の場合、顧客からの相談件数が多く、ホームページに記載している物件の更新を頻繁に行わなければいけません。

また繁忙期には取引先に出向き、物件案内を頼まれることもあります。売買事務は顧客や自社物件の管理がメインとなり、会社独自のシステムを使いデータ分析し、資料を作成したり情報を最新のものへと更新したりします。

会社によっては送金などの銀行業務を任されることも。不動産事務はさまざまな業務のサポートを行うため、責任感のある方に向いているといえるでしょう。

不動産就職に宅建は必要?

第二新卒の不動産就職は宅建の資格がなくても就職は可能です。宅建とは、「宅地建物取引士」の略称であり、国家資格となっています。主に重要事項の説明や書面への記名などの独占業務があります。

選考時には宅建の免許はなくても大丈夫ですが、不動産業界を続ける方であれば早めに取っておくのがおすすめ。不動産業界で働くには欠かせない資格であり、持っておくとお客様からの信頼も得やすいでしょう。

不動産業界へ転職して年数が上がると、仕事で求められる水準も上がる傾向にあります。そのため、早いうちに勉強をしておけば勉強時間が確保しやすく合格へのハードルも上がらずに済みます。

一度合格すれば一生使える資格なので、不動産で働く方はぜひ取得しておきたい資格です。

まとめ

第二新卒は短期間で新卒入社した会社をやめてしまったものの、基本的なビジネスマナーやルールは把握しているため、不動産業界でも活躍しやすいといえるでしょう。不動産の仕事の中にも事務や売買などさまざまな種類があるので、自分にぴったりの仕事を見つけてくださいね。

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