コラム

キッチンのトラブルは応急処置で対処できる!原因や対処法とは

キッチンのトラブルは予期せず発生することがあり、急にトラブルが起こるとたちまち生活に支障が出てしまいます。しかし、キッチンに対する応急処置を知っておくことで、大きな被害を防ぐことができます。

今回は、築年数が古い建物で起こり得るキッチントラブルの内容や原因、応急処置の方法やキッチンの耐用年数について解説していきます。キッチンのメンテナンスの重要性についても解説しているので、築年数が15年を超える建物をお持ちのオーナー様はぜひ参考にしてください。

キッチンで起こる主なトラブルと原因

築年数が古い建物ではさまざまなトラブルが起こり、特に水・ガス・電気を一箇所で使うキッチンはさまざまなトラブルが起こりがちです。築年数が古い建物のキッチンで起こり得るトラブルには、以下の7つが挙げられます。

・水が漏れる
・排水が詰まる
・異臭がする
・お湯がでない
・蛇口がぐらつく
・蛇口のレバーが回らない

水が漏れる

キッチンは水を多く使う設備であるため、水漏れはキッチンで特に起こりやすいトラブルと言っても過言ではありません。キッチンの水漏れは、以下の箇所で起こります。

・蛇口
・シンク下
・排水管
・給水管、給湯管
・排水トラップ

蛇口

蛇口からの水漏れにはさざまな症状があり、吐水口からポタポタと水が漏れたりハンドルやレバーの下から水が漏れたりなどが挙げられます。吐水口から水が漏れている場合は、内部にあるバブルカートリッジやパッキンの不具合によって水漏れしている可能性が高いです。ハンドルやレバー下から水漏れしている場合は、接続部分の緩みやパッキンの劣化などを疑いましょう。

シンク下

シンク下で水漏れが起こると、キッチンの床やシンク下の収納が水浸しになってしまいます。シンク下の水漏れの主な原因は、給水管や排水管をつなぐ接続部分の緩みやパッキンやホースの劣化です。シンクに黒い点がある場合は、シンク自体に穴が空いていたりひび割れが起こっていたりすることもあります。

排水管

排水管からの水漏れは、キッチンの水漏れで最も緊急度が高いトラブルです。排水管からの水漏れの主な原因は下記になります。
・シンクとの繋ぎ目にあるゴムパッキンの劣化
・排水パイプ、ホースとの繋ぎ目にあるゴムパッキンの劣化
・排水管の汚れの蓄積によるつまり
また、配管材は現況樹脂製やゴム製が多いですが、金属でできた排水管の場合は、腐食によって水漏れが起こることがあります。寒い地域に住んでいる場合は、凍結によって亀裂が走り水漏れすることも考えられます。これらに当てはまらない場合は、配管の詰まりが原因かもしれません。排水管が詰まるとオーバーフローしてしまい水漏れにつながります。

給水管・給湯管

シンクの中にある給水管や止水栓が水漏れしている場合、給水管自体が劣化している可能性が高いです。管の不具合以外には、ナットの緩みやパッキンの劣化、止水栓の不具合が考えられます。特にパッキンの素材であるゴムは時間が経つと弾力性を失い、劣化することで水の量が調整できず水漏れにつながります。

排水トラップ

排水トラップとは、水道管の中に設置されている水が溜まる部分のことです。排水トラップに水が溜まることで、排水の臭いや害虫の進入を軽減する効果があります。排水トラップが水漏れする主な原因は、汚れの蓄積によるオーバーフローです。

排水が詰まる

キッチンは水以外にも小さな生ゴミなどさまざまなものが流れるため、詰まりが起こりやすいです。詰まりの原因になるものを流していなくても、油汚れやぬめりによって詰まることもあります。水はけが悪くなったり水を流したときに異音がしたりすると、排水の詰まりのサインです。

異臭がする

キッチンの異臭を解消するためには、シンク内だけでなくゴミ受けの下に被せているワントラップやSトラップと呼ばれる部品や排水管の中まできれいにお手入れしなければいけません。きちんと掃除をしているのに嫌な臭いがする場合は、キッチンのパーツによるトラブルが考えられます。たとえば排水トラップが正常に機能していないと、封水が溜まらず嫌な臭いの原因となります。

お湯がでない

お湯が出ない場合は、給湯器もしくは蛇口の故障が原因です。お風呂や洗面台などほかの場所からもお湯が出ない場合は、給湯器に不具合が起きています。キッチンだけお湯が出ない場合は、キッチンの蛇口に問題がある可能性が高いです。

蛇口がぐらつく

キッチンの蛇口がぐらつくと、そこから水が出てしまい水漏れの原因となります。蛇口のぐらつきは、蛇口のネジやナットがゆるんでいる可能性が高いです。これらが固定されている場合は、給水管を確認しましょう。給水管が固定されていない場合、蛇口がぐらつくことがあります。

蛇口のレバーが回らない

蛇口のレバーが固く回らなくなった場合、カルキによる固着か内部パーツのさびが原因の可能性が高いです。さらに、水道水に含まれるミネラルが結晶化することでも、蛇口が回らなくなることがあります。

キッチンで起こるトラブルの応急処置法

今回紹介した7つのトラブルは、すべて応急処置を行うことでとりあえずは改善することが可能です。いきなりキッチンのトラブルが発生しても、修理業者がすぐに対応してくれるとは限りません。キッチンは生活の要になる場所でもあるため、それぞれの応急処置の方法を把握しておきましょう。

・水が漏れる
・排水が詰まる
・異臭がする
・お湯がでない
・蛇口がぐらつく
・蛇口のレバーが回らない

水が漏れる

キッチンの水漏れにはさまざまな症状があり、症状の原因によって応急処置の方法は異なります。そのため、まずは止水栓を閉めて水が漏れている箇所と原因を確認しましょう。止水栓は、タンク下や引き出しの中に設置されていることが多いです。止水栓を閉め方は、以下の動画を参考にしてください。

原因がわかれば、以下の方法を参考に応急処置を行いましょう。

接続部分の緩み レンチやプライヤーでナットや接続部分を締め直す
パッキンの劣化 パッキンを新しいものに交換する(業者手配が賢明)
部品の亀裂 亀裂部分に布製のテープを2〜3周巻く(上記と同じく業者手配が賢明)

近年の水栓は、パッキンの交換を自分で応急処置すること難しいです(部品の亀裂も同様です)。その場合は止水栓を閉めた状態で修理業者に対応してもらいましょう。

排水が詰まる

排水が詰まった場合、まずはシンク内・排水フタ・排水網カゴ・排水管をきれいに掃除しましょう。現状、排水管詰まりの最大の原因はECO水栓とも言われています。排水管に少ない水しか流れない状況では、汚れ(油・洗剤カス等)が流れ切らなく、配管に滞留してしまい、そのまま硬化しつまりの原因を作っていることが考えられます。1か月から2ヶ月に1回程度の定期的に大量の水を排水管に流すことだけでも十分な対策になります。

それでも排水が詰まっている場合は、ラバーカップを使って詰まりを解消しましょう。ラバーカップがない場合は、ペットボトルのキャップを外し口を排水管の口に差し込み、凹ませながら空気を送ることで詰まりを無くすことができます。キッチンの排水は詰まりやすいため、定期的にお手入れを行いましょう。

異臭がする

キッチンの異臭は、排水口やゴミ受けをしっかり掃除することで解消できます。排水ホースが臭う場合は、重曹とクエン酸が効果的です。頑固な汚れが残る場合は、パイプ用洗浄剤を使うことで汚れが取れ嫌な臭いがなくなります。汚れがないのに異臭がする場合はワントラップや排水トラップを確認し、破損していれば新しいものに交換しましょう。

お湯がでない

給湯器の不具合でお湯が出ない場合、給湯器に表示されたエラー番号を確認しましょう。エラー内容によってはガスメーターのボタンを押すことで改善されることがあります。エラーコードが表示されないまたは自分で対応できない場合は、給湯器メーカーや修理業者に問い合わせてください。

蛇口の故障が原因の場合は、バブルカートリッジや温度調整カートリッジを交換します。交換時は必ず止水栓を閉め、水漏れがないかを確認しましょう。

蛇口がぐらつく

蛇口がぐらつく場合、蛇口にフェイスタオルを巻くとぐらつきが直ることがあります。この応急処置法で直らない場合、蛇口のぐらつきの原因がネジやナットの緩みであれば適切な工具を使って締め直しましょう。ネジの場合は六角レンチ、ナットの場合はスパナやレンチが適しています。

ただし、無理に閉めてしまうと蛇口が故障する可能性もあります。自力での応急処置が難しい場合は、無理せず修理業者に依頼しましょう。給水管が原因で蛇口がぐらつく場合は、自力で対応することはできません。この場合も、修理業者への依頼が必要です。

蛇口のレバーが回らない

蛇口のレバーが回らない場合、止水栓を閉めてフェイスタオルを蛇口に巻きひねります。その後、原因によってそれぞれの対応を行いましょう。

原因 応急処置法
グリス切れ ドライバーでハンドルを外し蛇口専用のグリスを塗る
内部パーツのさび さびている部分を新しい部品に交換する
ミネラルの結晶化 小さじ1杯のお酢と200mLの水を混ぜたものを塗布して10分放置する

キッチンの耐用年数

キッチンに使われている部品にはすべて耐用年数があり、耐用年数を過ぎたまま使い続けるとトラブルが起きやすいです。キッチンの部品ごとの耐用年数を把握しておき、寿命が近づいたらトラブルが起きる前に交換やメンテナンスを行いましょう。部品ごとの耐用年数は、以下のとおりです。

部品 耐用年数
ガスコンロ 約10〜15年
IHヒーター 約10〜15年
レンジフード 約8〜10年
給湯器 約10〜15年
食洗機 約8〜10年
蛇口 約8〜10年
シンク 約15〜20年
排水管 約20〜30年
パッキン 約8〜10年

上記の耐用年数を参考に、トラブルが起きるのを防ぎましょう。

キッチンのメンテナンスの重要性

キッチンのトラブルを防ぐためには、定期的なメンテナンスが必要です。しかし、メンテナンスが面倒だと感じる方も多いのではないでしょうか。キッチンのメンテナンスを定期的に行うべき理由には、以下の3つが挙げられます。

・高い機能性を保持するため
・安全な環境で料理をするため
・修繕費用を抑えるため

高い機能性を保持するため

キッチンの設備や部品が経年劣化すると、機能性がどんどん下がってしまいます。キッチンは毎日使う場所であるため、効率よく料理を作るためにも高い機能性が必要です。キッチンのメンテナンスを定期的に行うことで経年劣化を防ぐことができ、高い機能性を保持できます。

安全な環境で料理をするため

キッチンでは火やガスを頻繁に使用するため、安全性を守らなければいけません。万が一部品が劣化したまま放置するとガス漏れや火災が起こる可能性もあるため、定期的なメンテナンスを行い安全性を確保しましょう。

修繕費用を抑えるため

キッチンの困ったトラブルは応急処置で直すこともできますが、応急処置はその場しのぎのため専門の業者の修繕が必要です。設備や部品に不具合が起こっていると、交換にも費用がかかります。しかし、定期的なメンテナンスによってキッチンのトラブルを未然に防ぐことができると、修繕費用の節約につながります。

まとめ

毎日使うキッチンはさまざまな種類のトラブルが起こることがありますが、今回紹介した応急処置法を参考にすることで解決することもあります。症状や原因をしっかり把握し、正しい手順で応急処置を行いましょう。

ただし、応急処置はあくまでも一時的なものであり、根本的な原因を改善するものではありません。応急処置が完了した後は、必ず専門の業者にキッチンの状態を見てもらいましょう。「日本中央住販カスタマーサービス」では、キッチンだけでなく建物のさまざまなトラブルに対応しています。建物のお困りごとが生じたら、お気軽にお問い合わせください。

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